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「できた!」の、その先に夢中はある

2026.10.05

「できた!」の、その先に夢中はある

十月に入り、朝夕の風にようやく秋の気配が混じるようになりました🍂 園庭では、子ども達の手から生まれた画用紙や紙コップの作品が、あちらこちらで動いています。今週はどのクラスでも、作ったモノを「完成」で終わらせず、もう一度あそび直す姿が見られました。

飛び出した、紙吹雪

うめ組(3歳児クラス)では、トイレットペーパーの芯でクラッカー作りに取り組みました。見本を見せてもらうと興味津々で、たくさんの色を重ねてカラフルにしたり、線を描いて縞模様にしたり。一人ひとりが自分だけのオリジナルを仕上げていきます。中に入れる折り紙を小さく小さくちぎって、いよいよ風船を引っぱると——折り紙がポーンと飛び出しました。「ポーン! 紙吹雪飛ばしてみよう」。目を輝かせる子ども達。作り終えてから、その楽しさにようやく気づく子もいたようです。

風船を引くと、折り紙がポーンと飛び出した瞬間(うめ組・3歳児クラス)
風船を引くと、折り紙がポーンと飛び出した瞬間(うめ組・3歳児クラス)

眼鏡の向こうは、何色だろう

もも組(4歳児クラス)は、自分達で作ったトンボの眼鏡を持って、近くの公園までお散歩に出かけました。いつも見ている景色も、眼鏡越しに覗くとがらりと変わります。「色が変わった!」と大興奮です。バッタやカタツムリ、トンボを見つけるたびに「眼鏡からも見てみよう」と、作った眼鏡を目に当てて確かめます。作ったモノが、世界の見え方そのものを変えてくれた時間でした。

眼鏡越しに覗いた景色は、いつもの公園と少し違って見えました
眼鏡越しに覗いた景色は、いつもの公園と少し違って見えました

どんなふうに飛ぶかな

さくら組(5歳児クラス)は、紙コップにマーカーやシールでお花や虹を描き、シールに少し描き足して風船を表しました。紙コップと傘になる部分をつなげてパラシュートが完成すると、高いところから落として、くるくる回る柄を見たり、どんな飛び方をするのか観察したり。「どんなふうに飛ぶかな」「取れないようにくっつけるよ」と、工夫の言葉が飛び交います。

翌日は、好きな色で塗った紙をはみ出さないように切り、糊の量を考えながら貼り、硬い紙に力を込めて折って、紙飛行機を仕上げました。「できた!」「早く飛ばしたい!」の声に押されて外へ。「こうやってやると飛ぶよ」と教え合いながら、何度も何度も飛ばしていました✈️

できあがった紙飛行機を、園庭で何度も飛ばすさくら組さん(5歳児クラス)
できあがった紙飛行機を、園庭で何度も飛ばすさくら組さん(5歳児クラス)

作ることと、そのモノであそぶこと。子ども達の中では、この二つはもともと地続きなのだと、毎年この季節に気づかされます。「できた!」は終わりの合図ではなく、「今度はどうなるんだろう」「もう一回やってみたい」という次の気持ちが生まれる、始まりの合図なのですね。真似てみる、繰り返す、確かめる、挑んでみる——あそびの中で子ども達は、誰に言われるでもなく自分でその続きを見つけていきます。私は、この”自分で続きを見つける力”こそが、やがて学びに向かう確かな土台になっていくと思うのです。

ご家庭でお子さんが何かを作り終えたら、どうぞ「上手にできたね」の先に、もう一歩だけ寄り添ってみませんか。「これ、どうやってあそぶの?」——その一言から、きっと夢中の続きが始まります。お子さんの”その先”を、どうか一緒に楽しみにしていきましょう😊

園の普段を、その目で見にきてください。

ブログで気になったことは、見学で直に確かめられます。お気軽にどうぞ。

「できた!」の、その先に夢中はある|認定こども園 せんだん幼稚園