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夢中さがしは未来の力
子どもたちの

2026.08.03
「これ、○○みたい!」見立てが広げる夏のあそび
梅雨が明け、園庭にはセミの声と子ども達の歓声が響く季節になりました🌻 水あそびに絵の具あそび、外へ内へと、あそびの舞台もにぎやかです。そんな今週、園のあちこちで同じような声が聞こえてきました。「ねえ、これ、○○みたい!」目の前のただのモノが、ふとした瞬間に別の何かへ姿を変える——子ども達の見立てが、あそびをぐんと広げた一週間でした。 葉っぱも、色水も、特別なモノに 久しぶりのベビーガーデンに出かけた、すみれ組(1歳児クラス)の子ども達。可愛らしい葉っぱを一枚見つけると、宝物を扱うように、そっと大事そうに握りしめていました。トンボが飛んでくれば、「まってー」「おいで」とお友達と一緒に追いかけて。大人にとってはなんてことのない一枚の葉っぱ、一匹のトンボが、この子達にとってはかけがえのない特別なモノなのですね。 宝物みたいに、そっと握りしめた一枚の葉っぱ(すみれ組・1歳児クラス) いちご組(2歳児クラス)では、2回目の色水あそび。ポンプの使い方もぐっと上手になり、それぞれが思い思いの「ミックスジュース」を作っていきます。自慢の一杯ができあがると、椅子に腰かけてお友達と「かんぱーい!」。飲んだフリをしては「美味しいね」と笑い合う姿が、なんとも微笑ましいのです🥤 あそび終わりには、ペットボトルで作ったシャワーから水がこぼれ落ちる様子をじっと眺めて、「雨みたいだね」と、こんどは空を思い浮かべていました。 「かんぱーい!」自慢のミックスジュースで乾杯するいちご組さん(2歳児クラス) 花火と、ドラゴンフルーツ うめ組(3歳児クラス)が挑戦したのは、画用紙に垂らした絵の具をストローで吹き広げる「吹き絵」です。水が溜まりすぎるとうまく広がらないと気づいて量を加減したり、赤と青が重なって紫になる不思議に目を丸くしたり。試しては確かめる、その手つきは真剣そのものでした。やがて出来上がった作品を眺めた子ども達から、「花火みたい!」の声が。そこからは「お祭り行ったよ!」「お家でやった!」と、夏の思い出話で大盛り上がり🎆 担任もその声を受けて、次は花火のあそびへと計画を組み直したそうです。 ストローで吹き広げてできた、うめ組さんの「花火みたい!」な吹き絵(3歳児クラス) さくら組(5歳児クラス)では、「フルーツバスケットをしよう!でも、フルーツがないね」という保育者の投げかけに、「作れば良いんだよ」と、すぐに答えが返ってきました。「どんなフルーツがある?」と尋ねると、りんごやぶどうに交じって、大人も驚く「ドラゴンフルーツ」まで飛び出します。無いものは自分達で生み出していく——さすが年長さんですね。翌日もそのカードであそびは続き、順番でちょっぴり心細くなる子がいると、周りの子が自然と寄り添う姿もありました。 見立てる、ということ 長年、子ども達のあそぶ姿を観てきて、私がいつも心を惹かれるのが、この「見立てる力」です。目の前にあるのは、色のついた水、絵の具の飛沫、庭に落ちた一枚の葉っぱに過ぎません。けれど子ども達は、そこに自分だけの物語を見つけ出します。誰かに「こう見なさい」と教わったわけではなく、自分の心がふっと動いた一瞬から、水は甘いジュースになり、飛沫は夜空の花火になるのですね。面白いのは、一人の「みたい!」がすぐに隣の子へと伝わっていくこと。乾杯ごっこになり、お祭りの思い出話になり、あそびはどこまでも広がっていきます。私は、こうして自分で意味を見つけ、それをお友達と分かち合っていく経験こそが、子ども達が自分の力で世界を面白がっていく根っこを育てているのだと思うのです。 夏は、子ども達の感性がぐんと豊かに育つ季節です。ご家庭でも、お子さんがふと口にする「これ、○○みたい!」に、ぜひ耳を傾けてみてください。その一言の中に、その子だけのまなざしが、きっと光っているはずです。次はどんな「みたい!」に出会えるでしょう。夏のあそびは、まだまだ続きます。

2026.07.26
「あ、変わった!」に見入った一週間
セミの声が園庭に響きわたり、水あそびが待ち遠しい季節になりました☀️ 今週、園のあちこちを歩いていると、0歳児クラスから5歳児クラスまで、子ども達が同じ表情をする瞬間に何度も出会いました。目の前で何かがゆっくり姿を変えていく——その一瞬に、ふっと手を止めてじっと見入る顔です。今週はどうやら、「変わっていくモノ」が園中の主役だったようです。 「あ、変わった!」——色と水に見入る いちご組(2歳児クラス)では、食紅で作った色水を混ぜるあそびが広がりました。自分で色を足す子は、変わったあとの色に「すごーい」と歓声をあげます。保育者が少しずつ色水を注ぐと、今度は変わっていく途中に目が吸い寄せられていきます。「赤と青を混ぜると紫になるんだね」と発見を隣の子に伝え、「これ何味のジュース?」の問いには「いちご味」「バナナ味」と、色から味まで想像がふくらんでいきました。 色水がゆっくり紫に変わっていく瞬間を見つめるいちご組さん(2歳児クラス) ひよこ組(0歳児クラス)にも、初めて出会うセンサリートイに子ども達が集まってきました。指先で触れると、中の液体がジュワ〜と形を変えて広がります。歩ける子は上にのって足の裏で凹凸を確かめ、別の子は指でそっと押してはまた動くのをじっと見つめます。「これ、なんだろう」——言葉にならないその問いが、小さな指先から確かに立ち上がっていました。 指先で触れた液体がジュワッと形を変えていくのを、じっと見つめるひよこ組さん(0歳児クラス) 手が動いて、あそびが姿を変える うめ組(3歳児クラス)は、前回の泥んこあそびから思いがけない展開を見せました。池と池をつなぐ水の通り道を作る子が現れ、そこへ車を走らせたり、トンネルを運んで道を長くのばしたり。誰かが言葉で仕切るわけでもないのに、手が先に動き、水の流れとともにあそびそのものが姿を変えていきます。片付けの頃、「今日は川が出来た」というつぶやきが聞こえてきました。作ろうと決めた川ではなく、夢中で手を動かすうちに、いつのまにか生まれていた川だったのですね。 さくら組(5歳児クラス)は、前日のシャボン玉あそびからバブルアートへ。ストローで息を吹き込むと、シャボン玉のときよりずっと細かい泡が次々にわいてくることに驚きます。前日「息の強さで大きさが変わる」と見つけていた子は、その学びをそのまま持ち込んで、泡を高く高く積み重ねていきます🫧 できた泡にそっと触れて感触を確かめる子も。昨日の発見が今日のあそびに橋を架けていく——その連なりに、私はしばらく見入ってしまいました。 ストローで吹き込んだ細かい泡を高く高く積み重ねていくさくら組さん(5歳児クラス) 立ち止まる、その一瞬に 「あ、変わった!」と立ち止まるあの一瞬に、子どもの学びの芽が詰まっていると、私は思うのです。姿を変える色や泡や水を「不思議だな」と感じて心が動くからこそ、「もう一回」「今度はこうしてみよう」と、自分から手が伸びていく。誰かに言われてではなく、内側からわいてくるその力こそ、これから先どんなことも面白がって学んでいく、未来の土台になるのだと感じています。 そして忘れてはならないのは、その驚きのそばに、いつも一緒に「わあ」と目をまるくする大人がいたことです。子どもの発見に大人が心から共鳴するとき、その喜びは何倍にもふくらむのですね。 保護者の皆様、ご家庭でもきっと、お子さんが何かにじーっと見入る瞬間があるはずです。牛乳に溶けるココア、お風呂の泡、窓を流れる雨のしずく。そんなとき、正解を教えるより先に、隣で一緒に「ほんとだ、変わったね」と眺めてみませんか。その小さな時間の積み重ねが、子どもの夢中を、そっと未来へつないでいくのだと思います🌱

2026.07.18
ぬるぬる、ひんやり、どろどろ ― 手でつかまえた夏
うだるような夏の日差しの中、園庭の水道からこぼれる水がきらきらと光り、子ども達の歓声が響いています☀ 一学期も、いよいよおしまい。この一週間、園のあちこちで「はじめての手ざわり」との出会いが広がりました。絵の具のぬるぬる、水のひんやり、泥のどろどろ。体ごと飛び込む子もいれば、そっと様子をうかがう子もいて、一人ひとりが自分のやり方で、夏の感触に近づいていきました。 小さな指が、はじめてつかむ色 ひよこ組(0歳児クラス)は、指スタンプで絵の具に触れました。はじめは不思議そうに、赤い絵の具をじっと見つめる子ども達。保育者がそっと手を添えて一緒に触れると、指先をグーパーと動かしながら、ぬるぬるした感触を確かめているようです。「これは 何だろう?」「赤い絵の具だよ」。足形の上に指先でペタッと押すと、色が変わって模様がつきました。「わっ 色がついた」と、ちょっぴり驚いた顔。回を重ねるうちに、自分から指を出して思いきり触る姿も見られるようになりました。 赤い絵の具に指先でそっと触れるひよこ組さん(0歳児クラス) すみれ組(1歳児クラス)は、はじめてのクレヨンでのなぐり書き。「私も、僕もやってみたい!」とやる気いっぱいで、ぐるぐる線を描く子、トントンと点を打つ子と、表現はさまざまです。その中に、指が汚れるのが苦手で、はじめは少し離れて見ている子がいました。保育者が隣で一緒に少しずつ試してみると、やがて自分からクレヨンを手に取り、ほんの少しですが描くことができました。うれしそうな横顔に、感触への小さな一歩が刻まれた瞬間を見た思いがしました。 水はひんやり、泥はどろどろ いちご組(2歳児クラス)は、幼稚園でのはじめての水あそび。水着に着替えている頃から、もうわくわくが止まりません。テントの下、穴の空いたペットボトルから水がぱらぱらと降ってくると、「気持ちいい〜」と大喜び💧 ペットボトルのおもちゃで頭から水をかぶる子もいます。「ちゃんと持っててね」「シャワーみたいだね」と、友だちと言葉を交わしながら。一方、着替えを嫌がっていた子は、水あそびが始まると自分から何度もプールの近くまで見に行っていました。参加までの距離はそれぞれでも、みんな自分なりの出会い方で、水と向き合っていたのです。「お水って、気持ちいいね」。 ペットボトルのシャワーに大喜びのいちご組さん(2歳児クラス) うめ組(3歳児クラス)は、はじめての泥んこあそび。最初は感触に慣れず、砂場の外で遊んでいた子も、少しずつ慣れてくると、顔に泥がついても気にならないほど夢中になっていきます。やがて一人の男の子が砂を掘り、砂場道具でトンネルをつくって、水の通り道を生み出しました。すると、それを見ていた子が加わって「川」にし始め、周りの子も次々と手を貸していきます。泥だらけになりながら、たった一つの水たまりから、あそびがどんどん広がっていきました。 掘った川に水を流して、みんなで泥んこになるうめ組さん(3歳児クラス) それぞれの距離で、自分の「はじめて」を この一週間、私がいちばん心を動かされたのは、どの子も誰かに言われて動いたのではなく、自分の間合いで、はじめての感触に手を伸ばしていったことです。体ごと飛び込む子も、遠くからそっと眺める子も、みんな自分で「今だ」という瞬間を選んでいました。「これは 何だろう」「やってみたい」――心の奥から湧いてくるその小さな声こそが、子どもが学びに向かっていく、いちばんのエンジンだと私は思っています。そして、一人の子が始めた泥の川に仲間が集まっていったように、同じ時間を分かち合う喜びは、次のあそびを生み、やがて人を信じる心の土台になっていくのですね。 それぞれの距離で、夏の手ざわりに手を伸ばす子ども達 一学期のあいだに、子ども達はたくさんの「はじめて」に出会いました。夏休みは、おうちでも水や砂、絵の具にたっぷり触れられる季節です。少しだけ汚れることを大目に見て、指先や足の裏で感じる小さな発見に、一緒に「気持ちいいね」と笑い合ってみませんか。二学期、ひとまわりたくましくなった子ども達に会えるのを、楽しみにしています😊

2026.07.11
「昨日の続き」が、明日の夢中を呼ぶ
梅雨明け間近の気配が漂い、園庭では蝉の初鳴きが聞こえ始めました。夏休みへ向かうこの時期、今週は「昨日の続き」を子ども達自身が引き寄せる姿が、いくつものクラスで重なりました。単発の活動報告ではなく、日をまたいで遊びが育っていった一週間の話です。 しゃぼんだまが、翌日のアートに うめ組さん(3歳児クラス)は、前日のしゃぼんだま遊びから、翌日「しゃぼんだまアート」へと歩を進めました。ストローを「ぶくぶくぶく~」と吹き込むと、色付きの泡がこんもり立ち上がります。台紙にそっと置くと、泡はふっと消えて、模様だけが残るのです。大興奮でストローを吹いた次の瞬間には、新聞紙の上でじっと泡を見つめて「泡が消えたね」と言葉を交わしていました。昨日「きれい」と感じた気持ちが、翌日「やってみたい」の形になって現れていましたね。 ストローで色付きの泡を吹き上げる、うめ組さん(3歳児クラス)の真剣な表情 「足がないね」— 自分で見つけた次の一歩 いちご組さん(2歳児クラス)では、前日はじき絵で描いたダンゴ虫が乾いて、両面テープで目と口を付ける日でした。「ここはどうだろう?」「これなら可愛いかな」と、一人ひとりが真剣な顔で位置を選びます。世界にひとつだけのダンゴ虫が並んだ頃、子ども達から「足がないね」という声が自然に上がりました。誰に言われたのでもなく、自分達で見つけた次の一歩です。次は足付けに挑戦するそうです。🐛 両面テープでダンゴ虫の目と口をそっと貼る、いちご組さん(2歳児クラス)の小さな指先 三日がかりのアイスクリーム もも組さん(4歳児クラス)はアイスクリーム製作の三日目でした。前々日に画用紙のアイスを切り、前日にコーンやカップを描き、この日は子ども達自身から「アイスにはスプーンが必要だよ」「大きないちごをのせたいな」と、添えたいものの声が上がりました。思い描く形にするのに苦戦する子もいましたが、「こんな形かな?」と友達と相談しながら、それぞれのオリジナルアイスができあがっていきます。三日かけて少しずつ育つ夢中の姿がありました。🍨 スプーンやいちごを添えて仕上げる、もも組さん(4歳児クラス)のオリジナルアイス 帽子は、材料から自分で決める さくら組さん(5歳児クラス)では、前日新聞紙で帽子を被った経験から「もっとこうしたい」が広がりました。この日はデザインも材料も一人ひとりが自分で決める時間です。「サンタさんみたいな帽子がいいな!」「猫の形にする!」と形が決まると、「段ボールで作れるかな?」「折り紙を使いたい!」と素材の相談まで自分達で進めていきます。塗り絵から始まった帽子への興味が、被る → 本物を作る → 材料から自分で決める、と一段ずつ階段を上っていく姿でした。 園長のまなざし 総幼研のハンドブックに『「なぜ?」「どうして?」と、子どもたちが自ら疑問や興味を持ち、主体的に問いを立て』る、「探究」という姿があります。この一節を読むたび、園庭で観てきた子ども達の姿と重なるなあと思います。しゃぼんだまがアートに、ダンゴ虫が「足がないね」の次の一歩に、アイスがスプーンといちごに、新聞紙の帽子が段ボールの帽子に。誰かに「やりましょう」と言われたのではなく、子ども達自身が「昨日の続き」を今日に引き寄せていましたね。 お家でも、昨日の遊びの続きが今日そっと顔を出す瞬間があるのではないでしょうか。「次はこうしたい」の小さな声に、耳を澄ませてみませんか。夢中の芽は、案外そんな小さな「続き」から静かに伸びていくのかもしれませんね。🌱

2026.07.04
『チョンチョン』そっと触れた、その先へ
梅雨の晴れ間☀️、境内のあちこちから子ども達の声が響いてきます。じっとりとした空気の中にも、どこか夏の気配が混じりはじめました。この一週間、園のいろいろな場所で見られたのは、小さな指先がそっと何かに「触れてみる」姿でした。 そっと触れてみる、その勇気 境内に出た日、ひよこ組(0歳児クラス)の子ども達が大仏様の前でみんなで挨拶をすると、じっと見上げる姿がありました。足元にはたくさんの石が転がっています。ある子が指先で「チョンチョン」と石に触れ、また別の子はぎゅっと握りしめて、その感触を確かめているようでした。シートを離れ、ハイハイで境内を進んでいく子もいます。手のひらについた小さな石をじっと見つめて——嫌がるどころか、確かめるように。0歳の子どもが、自分の手で世界に触れていく。その一歩の確かさに、はっとさせられました。 小さな手のひらに、境内の石をそっと(ひよこ組・0歳児クラス) すみれ組(1歳児クラス)では、保育者が見つけたダンゴムシに、子ども達が興味津々で集まってきました。けれど「触りたいけれど、ちょっぴり怖い」。指を近づけては、さっと引っ込める。その繰り返しです。どうするのかなと見守っていると、ある子がどこからか小さな枝を持ってきて、そっとツンツン。「これなら大丈夫」と言わんばかりの表情でした。触りたい、でも怖い。その気持ちのあいだで、自分なりの方法を見つけていく。誰かに教わったのではなく、自分で考えた一手ですね。 『これなら大丈夫』小枝でそっとダンゴムシに触れて(すみれ組・1歳児クラス) 触れることから、知りたいへ うめ組(3歳児クラス)は、すっかりダンゴムシに夢中です。この日は絵の具で塗った紙皿に、ハサミで細く切った触角を貼り、割りピンで留めて、自分だけのダンゴムシを完成させました。開いたり閉じたり動かせると知って、「本当のダンゴムシだ!」と目を丸くする子ども達。「触角?」と、新しい言葉も飛び出します。自由あそびの時間には、ある子が図鑑を持ってきてダンゴムシのページを開くと、まわりの子も次々に集まって、一緒にのぞき込んでいました🔍。触れて、作って、そして調べてみたくなる。好奇心が、次の好奇心を連れてくるのですね。 図鑑を囲んで、みんなでダンゴムシのページをのぞき込む(うめ組・3歳児クラス) さくら組(5歳児クラス)は、バケツで育てている稲の観察です。どれくらい大きくなったかを、絵と文章にまとめていきます。ある子は自分のこぶしを稲にあてて、「この間はこぶし2個分だったけど、今日は12個分もあった」と、身体そのものをものさしにしていました。「66センチあったよ」と、数で捉える子もいます。葉っぱに触れて「ベタベタ」「ザラザラ」と感触を言葉にする姿も。目で見るだけでなく、手で触れて、稲の変化をまるごと捉えようとしているのですね。 こぶしをものさしに、稲の高さを測るさくら組さん(5歳児クラス) 指先の先にある『なんだろう』 石に、虫に、葉っぱに。この一週間、0歳から5歳までの子ども達が、それぞれのやり方で「触れてみる」一歩を踏み出していました。触れてみたいけれど、少し怖い。その小さなためらいを自分で越えたとき、子どもの中には「なんだろう」「もっと知りたい」という火が灯ります。内側から自然に湧いてくるこの気持ちこそが、やがて学びに向かう力になっていくのだと、私は長年の保育の中で確かに感じてきました。大切なのは、触れる方法を大人が決めてしまわないこと。枝を持ってくるのも、こぶしで測るのも、子どもが自分で見つけた道なのですから。 ご家庭でも、お子さんが何かにそっと手を伸ばす瞬間があったら、どうか少しだけ待ってみてください。その指先の先に、その子だけの「なんだろう」が広がっています。夏本番、園庭の生き物たちもいよいよにぎやかになってきました。次はどんな「触れてみた」に出会えるでしょう。楽しみですね🌱

2026.06.27
小さな指が『考えて』いた一週間
梅雨空の続く六月の終わり、雨の合間に園庭の紫陽花がしっとりと色を深めています☔。この一週間、保育室をのぞくと、どのクラスからも、走り回る賑やかさとは少し違う、指先に神経を集めた静かな熱気が伝わってきました。園じゅうで、小さな指たちが一斉に『何か』を掴もうとしていたのです。 「つまむ」から始まった、小さな挑戦 すみれ組(1歳児クラス)の子ども達は、洗濯バサミであそんでいました。ある子は驚くほどの集中力で、台紙にひとつ、またひとつと、一人で二十個近くもつけていきます。褒められると、それはそれは嬉しそうな顔。人の顔の台紙を気に入った子は、洗濯バサミを『髪の毛』に見立てて、自分の手でつけようと夢中です。指先で『つまむ・はなす』を確かめる時間は、その子その子が自分の力でたぐり寄せた『できた!』の連続でした。 洗濯バサミをひとつ、またひとつ。「できた!」が積み重なるすみれ組さん(1歳児クラス)の手元 いちご組(2歳児クラス)では、ペットボトルの蓋やネジをつなげるあそびが始まりました。ある子が長くつなげていくのを観ていた別の子が、『長くしたい』とぽつり。どうしたら繋がるのか、保育者や近くのお友達にたずね始めます。はじめにやり方を細かく説明しなかったからこそ、子ども達は自分の頭で工夫していました。長くつなげると嬉しそうに見せに来たり、できないお友達にそっと教えてあげたり。まねる、考える、たずねる——そのすべてが、小さな指先を通して起きていました。 ペットボトルの蓋を長くつなげて、うれしそうに見せに来るいちご組さん(2歳児クラス) 危ない道具が、「思い通りの道具」になる うめ組(3歳児クラス)は、七夕製作で三角つなぎに挑戦していました。好きな色の折り紙を選び、角と角をそっと合わせて三角に折り、線の上をはさみで二回切っていきます。左手で紙をしっかり持ち、線をよく観て手を動かす姿は、なかなかの職人ぶり。糊をつけるときには『ちょっとだけ』とつぶやいて、指に取る量を自分なりに加減し、三角をずらして貼っていました。少し前まで『危ないから』と大人が構えていたはさみと糊が、この子達の手の中で、いつのまにか『思い通りにする道具』へと変わっていたのです。 線の上をはさみで二回切り。折り紙をしっかり持って進めるうめ組さん(3歳児クラス)の職人ぶり さくら組(5歳児クラス)が作っていたのは、七夕の提灯です。折り方、切る向き、切る場所に気をつけて進めるうち、『切る細さで提灯の感じが変わる』ことに気づいた子ども達。『僕は細かくいっぱい切ってみる!』『私は十個くらい切ったよ!』と、出来上がった提灯を近くのお友達と見せ合い始めました。細かく動かすか、大胆に動かすか。その選び方ひとつで、世界に一つの、その子だけの提灯になる。指の使い方がそのまま『その子らしさ』になるという発見が、さくら組の中で自然に立ち上がっていました✨。 切る細さのちがう提灯を見せ合うさくら組さん(5歳児クラス)。「僕は細かくいっぱい」「私は十個くらい」 小さな指が、「考えて」いた この一週間、私がいちばん心を動かされたのは、どの子の指先の奥にも、確かに『考え』が宿っていたことです。二十個の洗濯バサミも、『長くしたい』の一言も、『ちょっとだけ』の糊も、誰かにやらされたものではありません。子どもの内側から『やってみたい』が湧き、その気持ちが小さな指を動かしていく。私は、この内から湧く力こそが、これから先どんな学びにも向かっていける、いちばん確かなエンジンだと考えています。真似てみて、つまずいて考えて、思いきってたずねてみる——自分で見つけた『できた!』は、教わって得たものよりずっと深く、その子の自信として残っていくのだと思います。 つまむ→つなげる→切る・貼る。年齢が上がるにつれ、指先の育ちがやわらかく積み重なっていく ご家庭でも、お子さんが何かを一心につまんだり、ちぎったり、貼ったりしている時間があれば、どうか少しだけ、そっと見守ってみてください。うまくできなくても、その小さな指は、いま懸命に『考えて』いるのですから。夢中で動く指先の先にこそ、未来へ向かう力が育っていくのだと思います🌱。
今日の給食
3名の

2026.08.12
8月12日の給食
夏休み真っ只中!今日の給食はこちらです ☀️ ・わかめ御飯・鮭フライ・きのこのソテー・ポパイサラダ・牛乳 鮭は、夏休みも元気に過ごす子どもたちの体づくりを応援してくれる、良質なたんぱく質が豊富な食材です。フライにすることで、魚が苦手な子も美味しく食べやすいように工夫しました。ポパイサラダでは、夏の暑さで不足しがちなビタミンやミネラルを補給できるよう、彩り豊かに仕上げています。きのこのソテーも加わり、食物繊維もばっちりです。 今日もみんな、もりもり食べてくれました 😋✨

2026.08.11
8月7日の給食
暑い日が続きますが、今日の給食も元気いっぱいのメニューです ☀️ ・御飯・中華煮・がんもどきの煮物・ひじきと枝豆のサラダ・牛乳 今日の『中華煮』は、豚肉や旬の夏野菜をたっぷり使い、ご飯がすすむ味付けにしました。暑い日が続く8月は、食欲が落ちやすい時期でもありますので、色々な食材からバランス良く栄養が摂れるよう工夫しています。また、『がんもどきの煮物』では、良質なたんぱく質源である大豆製品を美味しく取り入れながら、煮汁をしっかり吸ったがんもどきで、噛む力も自然と育めるようにしています。 今日もみんな、元気いっぱいの笑顔で完食していましたよ 🥄💕

2026.08.11
8月6日の給食
毎日暑い日が続きますね ☀️ ・冷やしたぬきうどん・卵ロール・さつまいもサラダ・牛乳 今日は、食欲が落ちやすいこの時期にぴったりな「冷やしたぬきうどん」をご用意しました。つるっと食べやすい冷たい麺は、夏バテ気味の体にも優しく、美味しく栄養を摂ることができます。副菜には、優しい甘さのさつまいもサラダを添えて、食物繊維やビタミンもしっかり補給。卵ロールも加わり、夏を元気に乗り切るための栄養バランスを考えた献立です。 今日もみんな、つるつると美味しそうに完食していましたよ 🥢💕

2026.08.05
8月5日の給食
今日も暑さに負けず、元気いっぱいの給食です ☀️ ・御飯・鶏肉の照り焼き・マカロニソテー・もやしのサラダ・牛乳 今日の主菜は、子どもたちに大人気の鶏肉の照り焼きです。良質なたんぱく質が豊富で、夏バテしやすいこの時期に、元気いっぱいに遊ぶためのエネルギーをしっかり補給できますよ。副菜のもやしのサラダは、シャキシャキとした食感が楽しく、さっぱりと食べられるように工夫しました。暑い日でも無理なく野菜を摂れる献立です。 今日もみんな、もりもり食べて夏バテ知らず!たくさん遊んでくれると嬉しいです 🌻✨

2026.08.04
8月4日の給食
夏真っ盛りの今日、みずみずしいデザートが嬉しい献立です 🍉 ・御飯・白身魚のパン粉焼き・キャベツとササミのサラダ・すいか・牛乳 今日の主菜は、白身魚のパン粉焼きです。良質なたんぱく質が豊富な白身魚を、香ばしいパン粉で焼き上げ、子どもたちが食べやすいように工夫しました。デザートには、夏にぴったりのすいかを添えました。旬のすいかは水分たっぷり、暑い夏に不足しがちな体の潤いを補ってくれますよ。 今日もみんな、夏らしい給食を笑顔で完食してくれました 🌻✨

2026.08.04
8月3日の給食
暑い日が続きますが、今日の給食も元気いっぱいのお献立です ☀️ ・御飯・肉団子の酢豚風煮・ポテトのゴマ風味サラダ・大根のツナ煮・牛乳 今日のメインは、肉団子の酢豚風煮!甘酸っぱい味付けは、暑い夏でも食欲をそそりますね。中華の風味を取り入れることで、子どもたちも世界の食文化に触れることができます。ポテトのゴマ風味サラダは、ゴマの香ばしさが食欲を刺激し、苦手な野菜も美味しく食べられるよう工夫しました。夏バテしやすい時期だからこそ、しっかり栄養を摂って元気に過ごしてほしいと願っています。 今日もみんな、美味しい笑顔を見せてくれました 😊 ごちそうさまでした!
