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ブログ・給食
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夢中さがしは未来の力
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2026.09.07
小さな秋を、先に見つけたのは
まだ日中は汗ばむ陽気が続きますが、朝夕の風や日差しの角度に、少しずつ秋の近づきを感じるこの頃です🍂 夏休みが明けて、久しぶりに戸外へ出た子ども達。園庭やお散歩の道で、大人の私たちよりも先に「小さな秋」を見つけていたのは、いつも子ども達の方でした。 手でたしかめる、小さな秋 久しぶりのベビーガーデンで、すみれ組(1歳児クラス)の子ども達が足を止めたのは、ヤマボウシの実でした。指先でそっと押してみたり、きゅっと潰してみたり。柔らかいような、つぶれるような、はじめての感触を、飽きずにじっくりと確かめています。「わお!」——見つけた驚きと不思議さの入り混じった声。やがて、ひとりの子が実をつまんで「はい、どうぞ!」と、隣の友だちにそっと手渡しました。ことばはまだ多くなくても、見つけたモノを介して、心が確かに通い合っています。 ヤマボウシの実を指先でそっと確かめる、すみれ組(1歳児クラス)の手元 同じ頃、夏休み明け初めてのお散歩に出たいちご組(2歳児クラス)。道ばたのエノコロ草の前で、ある子が立ち止まりました。「なんか茶色になってる」「前は緑だった気がするな…」——夏のあいだの草の変化を、誰に教わるでもなく、自分の目でとらえていたのですね。手に取って横に振ってみると、ふさふさの穂がゆらゆら。「猫の尻尾だ!!」の一言に、みんなで大笑い🐈 揺れる穂を追いかけて、道草はしばらく続きました。 エノコロ草の穂をゆらして、みんなで大笑い!——いちご組(2歳児クラス) 稲の色と、教え合うことば バケツで育てている稲を観に行ったさくら組(5歳児クラス)。「少し茶色になったね」と、前回との違いにすぐ気づきます。そっと触れた子が「硬いね」。別の子は「葉っぱはベタベタしているよ。触ってみて」と、自分の発見を隣の友だちに手渡します。教わるのではなく、子ども同士で教え合う姿。部屋に戻ると、細い穂の一本一本まで丁寧に描き、茶色や黄色を重ねて、色の移り変わりを絵と文にまとめていました。見て、触れて、感じたことが、その子の中でしっかりと形になっていきます🌾 色づいた稲穂に、そっと触れる——さくら組(5歳児クラス)の真剣なまなざし 大人より先に気づくのは 夏の終わりの草の色、実の手ざわり、稲の重み。大人はつい見過ごしてしまう小さな変化を、子ども達はいつも先に見つけます。「これ、何だろう」「やってみたい」——その内側から湧いてくる気持ちこそが、学びの本当の入口だと、私は長年の保育の中で感じてきました。そして、見つけた驚きを「はい、どうぞ」「触ってみて」と誰かと分かち合うとき、子どもの世界はぐんと広がっていきます。同じ時間に、同じモノを一緒に感じる——その積み重ねが、人を信じ、共に生きる心の土台になっていくのだと思います。 皆さんのご家庭でも、いつもの道を子どもの目の高さで歩いてみませんか。足元の草や木の実の中に、大人の気づかない小さな秋が、きっと隠れています。「見つけた!」と目を輝かせる瞬間を、どうぞ一緒に楽しんでいただけたらと思います。これからの季節、園庭がどんな色に染まっていくのか、私も楽しみです。

2026.08.28
ひとり夢中が「いっしょ」になるまで
まだ日中は蝉の声が残り、園庭の照り返しに夏の名残を感じますが、朝夕の風にはほんの少し秋の気配が混じるようになりましたね🍃 夏休み明けのこの一週間、園はいつもよりゆっくりとした時間が流れていました。登園する子ども達の数がまだそろわず、園庭にも保育室にも、少しだけ余白のある日々。ところがその静けさの中で、私はこの季節ならではの、小さくてうれしい変化を何度も観ることになりました。 ひとりの「やってみたい」から すみれ組(1歳児クラス)の子ども達が、手作りのフープやマットで身体を動かしていた日のこと。ぐるぐると部屋を巡ったあと、一人ひとりが自分の「やってみたい」を見つけていきます。フープを並べて、その中をぴょん、ぴょんと連続でジャンプする子。マットに寝転がって、足を空にバタバタとけり上げる子。誰かに言われたからではなく、自分の身体でおもしろさを確かめているのですね。やがて、同じあそびをしていた子どうしが、ふと顔を見合わせました。どちらからともなく、くすくすと笑い合う。言葉はまだ多くなくても、「これ、おもしろいね」という気持ちが、たしかに二人の間を行き来していました。 フープを並べて連続ジャンプ、顔を見合わせて笑うすみれ組さん(1歳児クラス) 「いっしょ」が広がっていく いちご組(2歳児クラス)の水あそびでは、こんな場面がありました。穴の開いた玩具に水を入れて、水がどこから出てくるのかをじっと観る子。「ここから出てるよ」と、うれしそうにお友だちに見せて回ります。すると別の子が、落ちてくる水の下に、そっと自分の玩具を差し出しました。最初はびっくりした様子でしたが、玩具を重ねると水が伝って流れ落ちることに気づいて、「雨だー」と歓声があがります💧 その声を聞きつけて、また一人、また一人。いつのまにか二人一組があちこちに増え、みんなで玩具を重ね合っては、小さな雨を降らせて楽しんでいました。 玩具を重ねて流れ落ちる水を見上げるいちご組さん(2歳児クラス) 長いお休み明けの子も久しぶりに顔を見せたうめ組(3歳児クラス)では、みんなで泥んこあそび。冷たい水やひんやりとした泥に手足で触れながら、「冷たくて気持ちいいね」と声が弾みます。何度か経験を重ねてきた子は、お友だちと一緒に地面に川を掘り、バケツに水を汲んでは、二人がかりで運んで川に流し入れていました。水がすうっと流れていく様子を、二つの顔が並んでのぞき込む。かたわらではカナブンを見つけた子が、「カナブンって泳げる?」と真剣そのもの。ひとりの水あそびが、いつのまにか、みんなでつくる川へと育っていました。 バケツで水を運び、二人がかりで川に流し入れるうめ組さん(3歳児クラス) 小さな手が、小さな子へ そして、この「いっしょ」の芽がぐんと育った姿を、さくら組(5歳児クラス)が見せてくれました。自分達で作った魚とポイを手に、もも組(4歳児クラス)の子ども達といっしょに魚釣り。さくら組の子は、もも組の子に釣り方を教えてあげたり、ネットが取れてしまうと「こうやるんだよ」と一緒に付け直してあげたり。誰かに頼まれたわけではなく、まわりをよく観て、小さな子へ自然と手を差し伸べていました。 もも組さんに釣り方を教えるさくら組さん(5歳児クラス)の横顔 一週間を通して私が思ったのは、ひとりで夢中になる時間と、誰かといっしょに楽しむ時間は、決して別々のものではない、ということです。ひとりでは思いつかなかったことが、となりに誰かがいるだけで生まれてくる。そしてみんなで見つけたおもしろさは、やがてその子自身の力になっていきます。同じ時間、同じ水、同じ泥を分かち合う経験こそが、人を信じ、人とつながっていく心の土台になるのだと、私は日々の保育の中で感じています。「いっしょにやろう」の一言は、その大切な入り口なのですね。 夏休みが明けて、園にまた一人、また一人と、にぎやかさが戻ってきます。ご家庭でも、「いっしょにやってみようか」と、ほんの小さなことを親子で分かち合ってみませんか。お子さんの「やってみたい」が、誰かとつながっていく瞬間を、私達もこれからじっくりと見守っていきたいと思います🌱

2026.08.23
手のなかから、お店が生まれた一週間
お盆が明けて、園に子ども達の声が戻ってきました。日中の日差しはまだ真夏そのものですが、夕方の風にほんの少しだけ秋の匂いが混じるようになりましたね🌻。そんな一週間、園のあちこちで同じ光景が生まれていました。子ども達が自分の手で何かを”作り”、その”作ったもの”で夢中になってあそぶ姿です。 「アイス屋さん、やりたい」——作ったものが、お店になる 始まりは、3歳児クラスのうめ組さんでした。私が朝礼でアイスの話をしたのが保育室でも盛り上がったようで、そのまま「アイス作ろう」に。ハサミで曲線をそうっと切ってアイスの形にしていくと、色ごとに「いちご味だ〜」「こっちはメロン!」と会話がひろがります。2つ3つと積み上げては「サーティワンみたい!」と目を輝かせる子も🍦。やがて一人の子から「アイス屋さんやりたい」の声があがり、この一言が、スタンプ、トッピング、お金作りへと続く一週間の出発点になりました。 その集大成が、金曜日の2歳児クラス・いちご組さんです。月曜からグループに分かれて作りためたまぐろ、エビ、いくら、卵——お金とレジもそろえて、いよいよ「いちご寿司」の開店です。「いらっしゃいませ」「これ、下さい」とお金を渡し合い、レジ担当になった子は「ちょっと待ってて ね」と、お金をしまうしぐさまで一人前。前の日に、本物のお札を思い出したのか、茶色やグレーでお金を塗っていた子もいました。魚べいで見た景色が、自分たちの手を通って、お店ごっこにまで育った一週間でした。 「これ下さい」——お金を渡し合う、いちご組さんのお寿司屋さん 自分たちで見つけた、あたらしいあそび 1歳児クラスのすみれ組さんは、前の日にクレヨンで描いた紙を魚の形に切って見せると、目を真ん丸にしていました。この日はホールで、ひよこ組さんと一緒に金魚すくい。自分で選んだポイで一生懸命すくったり、手でダイナミックにつかまえたり。しばらくすると、平均台に金魚を並べはじめ、ポイをうちわのようにあおいで、魚がヒラヒラと落ちるのを見て笑い出す子がいました。大人の目には焼き魚を焼いているようにも見えるのですが、子どもにとっては、また別の”楽しい”の発見だったのですね。 平均台に並べた魚をポイであおいで笑う場面 5歳児クラスのさくら組さんは、月曜から積み重ねてきた平面と立体のヨーヨーが完成し、水に見立てたブルーシートの上でヨーヨー釣りへ。「これ私の」「これ、可愛いね」と、自分の作品もお友達の作品も並べて見合います。「全員でやる?分けてやる?」と保育者が問いかけると、ある子が「半分が良いんじゃない?1,2、1,2って分けるといいよ!」と提案してくれました。その話し合う姿に、隣で見ていたもも組さんも刺激を受けているようでした。 「やってみたい」から始まる 四つのクラスの一週間を並べてみて、私が改めて確かだと感じるのは、どのあそびも大人が「やりなさい」と持ちかけたものではない、ということです。子どもの内側から自然にわいてくる「やってみたい」——私は、この小さな火種を何より大切にしています。作った紙を「タコみたい」「扇風機みたい」と見立て、金魚を焼き魚に変えてしまう。その思いつきに、私たち大人が心から驚き、一緒に面白がる。その響き合いが、子どもの「もっとやりたい」を太くしていくのだと思います。そしてさくら組さんが「半分こ」を自分たちで決めたように、友達と思いを重ね、みんなが楽しめる道を一緒に探す力も、こうしたあそびの中で静かに育っています。 手で作った「素材」が「作品」になり、やがて「ごっこ遊び」へ——貫くのは、子どもの『やってみたい』 ご家庭でも、お子さんが何かを作って「見て見て」と持ってきたら、まずは一緒に驚いて、面白がってみませんか。その一つの「すごいね」が、明日の「やってみたい」を育てていくのだと思います。二学期も、子ども達の手のなかから、どんなあそびが生まれるでしょうか。今から楽しみです😊

2026.08.03
「これ、○○みたい!」見立てが広げる夏のあそび
梅雨が明け、園庭にはセミの声と子ども達の歓声が響く季節になりました🌻 水あそびに絵の具あそび、外へ内へと、あそびの舞台もにぎやかです。そんな今週、園のあちこちで同じような声が聞こえてきました。「ねえ、これ、○○みたい!」目の前のただのモノが、ふとした瞬間に別の何かへ姿を変える——子ども達の見立てが、あそびをぐんと広げた一週間でした。 葉っぱも、色水も、特別なモノに 久しぶりのベビーガーデンに出かけた、すみれ組(1歳児クラス)の子ども達。可愛らしい葉っぱを一枚見つけると、宝物を扱うように、そっと大事そうに握りしめていました。トンボが飛んでくれば、「まってー」「おいで」とお友達と一緒に追いかけて。大人にとってはなんてことのない一枚の葉っぱ、一匹のトンボが、この子達にとってはかけがえのない特別なモノなのですね。 宝物みたいに、そっと握りしめた一枚の葉っぱ(すみれ組・1歳児クラス) いちご組(2歳児クラス)では、2回目の色水あそび。ポンプの使い方もぐっと上手になり、それぞれが思い思いの「ミックスジュース」を作っていきます。自慢の一杯ができあがると、椅子に腰かけてお友達と「かんぱーい!」。飲んだフリをしては「美味しいね」と笑い合う姿が、なんとも微笑ましいのです🥤 あそび終わりには、ペットボトルで作ったシャワーから水がこぼれ落ちる様子をじっと眺めて、「雨みたいだね」と、こんどは空を思い浮かべていました。 「かんぱーい!」自慢のミックスジュースで乾杯するいちご組さん(2歳児クラス) 花火と、ドラゴンフルーツ うめ組(3歳児クラス)が挑戦したのは、画用紙に垂らした絵の具をストローで吹き広げる「吹き絵」です。水が溜まりすぎるとうまく広がらないと気づいて量を加減したり、赤と青が重なって紫になる不思議に目を丸くしたり。試しては確かめる、その手つきは真剣そのものでした。やがて出来上がった作品を眺めた子ども達から、「花火みたい!」の声が。そこからは「お祭り行ったよ!」「お家でやった!」と、夏の思い出話で大盛り上がり🎆 担任もその声を受けて、次は花火のあそびへと計画を組み直したそうです。 ストローで吹き広げてできた、うめ組さんの「花火みたい!」な吹き絵(3歳児クラス) さくら組(5歳児クラス)では、「フルーツバスケットをしよう!でも、フルーツがないね」という保育者の投げかけに、「作れば良いんだよ」と、すぐに答えが返ってきました。「どんなフルーツがある?」と尋ねると、りんごやぶどうに交じって、大人も驚く「ドラゴンフルーツ」まで飛び出します。無いものは自分達で生み出していく——さすが年長さんですね。翌日もそのカードであそびは続き、順番でちょっぴり心細くなる子がいると、周りの子が自然と寄り添う姿もありました。 見立てる、ということ 長年、子ども達のあそぶ姿を観てきて、私がいつも心を惹かれるのが、この「見立てる力」です。目の前にあるのは、色のついた水、絵の具の飛沫、庭に落ちた一枚の葉っぱに過ぎません。けれど子ども達は、そこに自分だけの物語を見つけ出します。誰かに「こう見なさい」と教わったわけではなく、自分の心がふっと動いた一瞬から、水は甘いジュースになり、飛沫は夜空の花火になるのですね。面白いのは、一人の「みたい!」がすぐに隣の子へと伝わっていくこと。乾杯ごっこになり、お祭りの思い出話になり、あそびはどこまでも広がっていきます。私は、こうして自分で意味を見つけ、それをお友達と分かち合っていく経験こそが、子ども達が自分の力で世界を面白がっていく根っこを育てているのだと思うのです。 夏は、子ども達の感性がぐんと豊かに育つ季節です。ご家庭でも、お子さんがふと口にする「これ、○○みたい!」に、ぜひ耳を傾けてみてください。その一言の中に、その子だけのまなざしが、きっと光っているはずです。次はどんな「みたい!」に出会えるでしょう。夏のあそびは、まだまだ続きます。

2026.07.26
「あ、変わった!」に見入った一週間
セミの声が園庭に響きわたり、水あそびが待ち遠しい季節になりました☀️ 今週、園のあちこちを歩いていると、0歳児クラスから5歳児クラスまで、子ども達が同じ表情をする瞬間に何度も出会いました。目の前で何かがゆっくり姿を変えていく——その一瞬に、ふっと手を止めてじっと見入る顔です。今週はどうやら、「変わっていくモノ」が園中の主役だったようです。 「あ、変わった!」——色と水に見入る いちご組(2歳児クラス)では、食紅で作った色水を混ぜるあそびが広がりました。自分で色を足す子は、変わったあとの色に「すごーい」と歓声をあげます。保育者が少しずつ色水を注ぐと、今度は変わっていく途中に目が吸い寄せられていきます。「赤と青を混ぜると紫になるんだね」と発見を隣の子に伝え、「これ何味のジュース?」の問いには「いちご味」「バナナ味」と、色から味まで想像がふくらんでいきました。 色水がゆっくり紫に変わっていく瞬間を見つめるいちご組さん(2歳児クラス) ひよこ組(0歳児クラス)にも、初めて出会うセンサリートイに子ども達が集まってきました。指先で触れると、中の液体がジュワ〜と形を変えて広がります。歩ける子は上にのって足の裏で凹凸を確かめ、別の子は指でそっと押してはまた動くのをじっと見つめます。「これ、なんだろう」——言葉にならないその問いが、小さな指先から確かに立ち上がっていました。 指先で触れた液体がジュワッと形を変えていくのを、じっと見つめるひよこ組さん(0歳児クラス) 手が動いて、あそびが姿を変える うめ組(3歳児クラス)は、前回の泥んこあそびから思いがけない展開を見せました。池と池をつなぐ水の通り道を作る子が現れ、そこへ車を走らせたり、トンネルを運んで道を長くのばしたり。誰かが言葉で仕切るわけでもないのに、手が先に動き、水の流れとともにあそびそのものが姿を変えていきます。片付けの頃、「今日は川が出来た」というつぶやきが聞こえてきました。作ろうと決めた川ではなく、夢中で手を動かすうちに、いつのまにか生まれていた川だったのですね。 さくら組(5歳児クラス)は、前日のシャボン玉あそびからバブルアートへ。ストローで息を吹き込むと、シャボン玉のときよりずっと細かい泡が次々にわいてくることに驚きます。前日「息の強さで大きさが変わる」と見つけていた子は、その学びをそのまま持ち込んで、泡を高く高く積み重ねていきます🫧 できた泡にそっと触れて感触を確かめる子も。昨日の発見が今日のあそびに橋を架けていく——その連なりに、私はしばらく見入ってしまいました。 ストローで吹き込んだ細かい泡を高く高く積み重ねていくさくら組さん(5歳児クラス) 立ち止まる、その一瞬に 「あ、変わった!」と立ち止まるあの一瞬に、子どもの学びの芽が詰まっていると、私は思うのです。姿を変える色や泡や水を「不思議だな」と感じて心が動くからこそ、「もう一回」「今度はこうしてみよう」と、自分から手が伸びていく。誰かに言われてではなく、内側からわいてくるその力こそ、これから先どんなことも面白がって学んでいく、未来の土台になるのだと感じています。 そして忘れてはならないのは、その驚きのそばに、いつも一緒に「わあ」と目をまるくする大人がいたことです。子どもの発見に大人が心から共鳴するとき、その喜びは何倍にもふくらむのですね。 保護者の皆様、ご家庭でもきっと、お子さんが何かにじーっと見入る瞬間があるはずです。牛乳に溶けるココア、お風呂の泡、窓を流れる雨のしずく。そんなとき、正解を教えるより先に、隣で一緒に「ほんとだ、変わったね」と眺めてみませんか。その小さな時間の積み重ねが、子どもの夢中を、そっと未来へつないでいくのだと思います🌱

2026.07.18
ぬるぬる、ひんやり、どろどろ ― 手でつかまえた夏
うだるような夏の日差しの中、園庭の水道からこぼれる水がきらきらと光り、子ども達の歓声が響いています☀ 一学期も、いよいよおしまい。この一週間、園のあちこちで「はじめての手ざわり」との出会いが広がりました。絵の具のぬるぬる、水のひんやり、泥のどろどろ。体ごと飛び込む子もいれば、そっと様子をうかがう子もいて、一人ひとりが自分のやり方で、夏の感触に近づいていきました。 小さな指が、はじめてつかむ色 ひよこ組(0歳児クラス)は、指スタンプで絵の具に触れました。はじめは不思議そうに、赤い絵の具をじっと見つめる子ども達。保育者がそっと手を添えて一緒に触れると、指先をグーパーと動かしながら、ぬるぬるした感触を確かめているようです。「これは 何だろう?」「赤い絵の具だよ」。足形の上に指先でペタッと押すと、色が変わって模様がつきました。「わっ 色がついた」と、ちょっぴり驚いた顔。回を重ねるうちに、自分から指を出して思いきり触る姿も見られるようになりました。 赤い絵の具に指先でそっと触れるひよこ組さん(0歳児クラス) すみれ組(1歳児クラス)は、はじめてのクレヨンでのなぐり書き。「私も、僕もやってみたい!」とやる気いっぱいで、ぐるぐる線を描く子、トントンと点を打つ子と、表現はさまざまです。その中に、指が汚れるのが苦手で、はじめは少し離れて見ている子がいました。保育者が隣で一緒に少しずつ試してみると、やがて自分からクレヨンを手に取り、ほんの少しですが描くことができました。うれしそうな横顔に、感触への小さな一歩が刻まれた瞬間を見た思いがしました。 水はひんやり、泥はどろどろ いちご組(2歳児クラス)は、幼稚園でのはじめての水あそび。水着に着替えている頃から、もうわくわくが止まりません。テントの下、穴の空いたペットボトルから水がぱらぱらと降ってくると、「気持ちいい〜」と大喜び💧 ペットボトルのおもちゃで頭から水をかぶる子もいます。「ちゃんと持っててね」「シャワーみたいだね」と、友だちと言葉を交わしながら。一方、着替えを嫌がっていた子は、水あそびが始まると自分から何度もプールの近くまで見に行っていました。参加までの距離はそれぞれでも、みんな自分なりの出会い方で、水と向き合っていたのです。「お水って、気持ちいいね」。 ペットボトルのシャワーに大喜びのいちご組さん(2歳児クラス) うめ組(3歳児クラス)は、はじめての泥んこあそび。最初は感触に慣れず、砂場の外で遊んでいた子も、少しずつ慣れてくると、顔に泥がついても気にならないほど夢中になっていきます。やがて一人の男の子が砂を掘り、砂場道具でトンネルをつくって、水の通り道を生み出しました。すると、それを見ていた子が加わって「川」にし始め、周りの子も次々と手を貸していきます。泥だらけになりながら、たった一つの水たまりから、あそびがどんどん広がっていきました。 掘った川に水を流して、みんなで泥んこになるうめ組さん(3歳児クラス) それぞれの距離で、自分の「はじめて」を この一週間、私がいちばん心を動かされたのは、どの子も誰かに言われて動いたのではなく、自分の間合いで、はじめての感触に手を伸ばしていったことです。体ごと飛び込む子も、遠くからそっと眺める子も、みんな自分で「今だ」という瞬間を選んでいました。「これは 何だろう」「やってみたい」――心の奥から湧いてくるその小さな声こそが、子どもが学びに向かっていく、いちばんのエンジンだと私は思っています。そして、一人の子が始めた泥の川に仲間が集まっていったように、同じ時間を分かち合う喜びは、次のあそびを生み、やがて人を信じる心の土台になっていくのですね。 それぞれの距離で、夏の手ざわりに手を伸ばす子ども達 一学期のあいだに、子ども達はたくさんの「はじめて」に出会いました。夏休みは、おうちでも水や砂、絵の具にたっぷり触れられる季節です。少しだけ汚れることを大目に見て、指先や足の裏で感じる小さな発見に、一緒に「気持ちいいね」と笑い合ってみませんか。二学期、ひとまわりたくましくなった子ども達に会えるのを、楽しみにしています😊
今日の給食
3名の

2026.09.11
9月11日の給食
実りの秋、美味しい給食で元気いっぱいの一日をスタートしましょう 🌰 ・御飯・鮭フライ・ニラとじゃが芋の炒め物・きのこのマリネ・牛乳 今日の主菜は、秋の味覚の代表、鮭のフライです。鮭は良質なたんぱく質はもちろん、DHAも豊富で、元気いっぱいに遊ぶ子どもたちの体づくりや脳の発達を応援してくれます。フライにすることで、魚が苦手な子も食べやすいように工夫しました。副菜には、旬のきのこをたっぷり使ったマリネを添えました。きのこは食物繊維が豊富で、お腹の調子を整えるのにぴったりです。さっぱりとしたマリネで、風味豊かに味わってもらいました。まさに食欲の秋にぴったりの献立ですね。 今日もみんな、もりもり美味しそうに食べてくれましたよ 🐟🍄

2026.09.10
9月10日の給食
秋の恵みを感じる、栄養満点の給食です 🍂 ・御飯・擬製豆腐・ビーンズサラダ・小松菜のおかか煮・牛乳 今日の主菜は、卵と豆腐を合わせて蒸し焼きにした栄養満点の擬製豆腐です。良質なたんぱく質が豊富で、子どもたちの元気な体づくりをしっかりサポートします。ビーンズサラダには、様々な種類の豆が入っていて、噛みごたえも楽しめますよ。旬の食材が美味しい9月、バランスの取れた食事で健やかに過ごしてほしいと願っています。 今日もみんな、にこにこ笑顔で完食してくれました 🥄💕

2026.09.09
9月9日の給食
秋の気配を感じる今日の給食です 🍂 ・御飯・鶏肉のごま照り焼き・ほうれん草ソテー・カラフルサラダ・野菜ジュース 今日の主菜は、子どもたちに人気の鶏肉を使ったごま照り焼きです。ごまの香ばしさで、ご飯がどんどん進みますよ。ほうれん草ソテーやカラフルサラダで緑黄色野菜もしっかり摂れる、栄養バランスの取れた献立です。秋の味覚が豊富な時期ですが、まずはしっかり基本の食事で元気いっぱいに過ごしてほしいと願っています。 今日もみんな、もりもり美味しそうに食べていました 🍚✨

2026.09.08
9月8日の給食
秋の訪れを感じる9月、元気いっぱいの給食です 🍂 ・御飯・ミートローフ・ツナときゅうりのごまドレ和え・バナナ・牛乳 今日の主菜は、子どもたちに大人気のミートローフです。ひき肉と野菜を混ぜ込んで焼き上げたミートローフは、良質なたんぱく質と野菜の栄養を一度に摂れる、バランスの取れた一品。運動会など活動的になる秋の季節にぴったりのエネルギー源になりますね。副菜のツナときゅうりのごまドレ和えは、さっぱりとした味わいで、夏の疲れが出やすい9月に嬉しい組み合わせです。 今日もみんな、笑顔いっぱいで給食を囲んでいましたよ 😋✨

2026.09.04
9月4日の給食
実りの秋が始まり、美味しいものがたくさんの季節ですね 🌾 ・御飯・かにたまのあんかけ・キャベツとしらすのサラダ・キウイフルーツ・牛乳 今日の主菜は、子どもたちに大人気のかにたまのあんかけです。卵は良質なたんぱく質が豊富で、成長期の子どもたちの体づくりをしっかりサポートしてくれます。とろーりあんかけで、ご飯がどんどんすすむ味に仕上げました。キャベツとしらすのサラダでは、カルシウムたっぷりのしらすと甘みのあるキャベツを組み合わせ、薄味で素材の味を活かすことで、野菜が苦手な子も食べやすいように工夫しています。 今日もみんな、秋の味覚を楽しみながら、たくさん食べてくれました 🍚✨

2026.09.03
9月3日の給食
少しずつ秋の気配を感じる今日この頃、今日の給食はこちらです 🍂 ・素麺・竹輪の磯辺揚げ・茄子と豚肉の炒めもの・牛乳 夏から秋にかけて旬を迎える茄子は、油との相性が抜群ですね。今日は豚肉と一緒に炒めて、子どもたちがご飯をモリモリ食べられるよう、しっかりとした味付けにしました。素麺はツルツルと食べやすいですが、それだけでは栄養が偏りがち。竹輪の磯辺揚げで良質なたんぱく質を、茄子と豚肉の炒めもので野菜とスタミナを補い、バランスの良い献立になるよう工夫しています。季節の変わり目で体調を崩しやすい時期だからこそ、しっかり食べて元気に過ごしてほしいですね 💪 今日も子どもたちは、ツルツルと素麺を美味しそうに食べていました 🍜✨
