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「もっと跳びたい」が聞こえた一週間

2026.11.06

「もっと跳びたい」が聞こえた一週間

朝夕の風に秋の深まりを感じるこの頃、園庭に射す日ざしも、ずいぶんとやわらかくなってきました。木々の葉が少しずつ色を変え、落ち葉を踏むサクサクという音に、子ども達が立ち止まる朝もあります。そんな一週間、園のあちこちから「もっと」という声が聞こえてきました。チャレンジ会に運動ローテーション、3歳児から5歳児まで、自分の中から「やってみたい」を取り出して挑む姿が、園全体に響き合った一週間でした🍂。

「跳ぶぞ」の声が、縄に乗って

もも組(4歳児クラス)では、縄跳び競争の前に、先生が縄の持ち方を伝えると、子ども達は「こう?」「こうだよ」と、お友だち同士で確かめ合っていました。走り跳びがずいぶん上達してきたので競争をしてみると、「跳ぶぞ」という気持ちが顔いっぱいに表れます。両足跳びもだんだんできるようになり、5回続けて跳べるお友だちも出てきました。縄の結び方や片付けまで、自分の手でていねいにこなす姿に、日々の積み重ねを感じます。

「跳ぶぞ」の気持ちが顔いっぱいに — 縄を回すもも組さん(4歳児クラス)
「跳ぶぞ」の気持ちが顔いっぱいに — 縄を回すもも組さん(4歳児クラス)

お兄さんお姉さんの背中を見つめて

29日は、跳び箱のチャレンジ会でした。初めて挑むもも組(4歳児クラス)の子ども達は、まずさくら組(5歳児クラス)のチャレンジ会をそっと見学します。高い段を跳んでいくお兄さん、お姉さんの姿を、「かっこいい」と、まばたきも惜しむような眼差しで見つめていました。

さくら組のお兄さんお姉さんの跳躍を、まばたきも惜しんで見つめるもも組さん
さくら組のお兄さんお姉さんの跳躍を、まばたきも惜しんで見つめるもも組さん

やがて自分達の番がきて、3段から挑戦。跳べた子は次の段へと進みます。少し緊張がにじむ場面もありましたが、「頑張れ〜!」というお友だちの声に背中を押されて、ふわりと跳び越えることができました。

そのさくら組はというと、「早くやりたい!」「10段跳べるかな?」と、朝からやる気がみなぎっています。毎日の体育ローテーションの積み重ねでしょうね、きれいな姿勢で高い段を跳べる子が増えてきました。10段は子ども達の背たけとほとんど変わらない高さです。それでも「やってみたい!」「跳びたい!」と、次々に手が挙がり、中には11段に挑む子もいて、跳び越えたあとの「跳べた!」という声が、園庭いっぱいに広がりました✨。

背たけとほとんど変わらない10段を跳び越える、さくら組さん(5歳児クラス)
背たけとほとんど変わらない10段を跳び越える、さくら組さん(5歳児クラス)

一人ずつの「やってみたい」

同じころ、うめ組(3歳児クラス)の運動ローテーションでも、うれしい一歩がありました。これまでカエルジャンプや1段に取り組んできた中で、この日は初めて3段に挑む子が出てきたのです。跳び箱に向かっていく子もいれば、その様子をじっくり観てから、自分の得意を見つけていく子もいます。高く跳ぶことが好きな子、逆上がりが得意そうな子、挑戦の形は一人ずつちがっていて、どれもその子だけの「やってみたい」なのですね。

年齢ごとに形を変えて伸びていく「挑戦の階段」— 3歳児の1段から5歳児の10段まで
年齢ごとに形を変えて伸びていく「挑戦の階段」— 3歳児の1段から5歳児の10段まで

この一週間で私がいちばん心を動かされたのは、段数そのものよりも、「やってみたい」が子ども自身の内側から湧き上がっていたことです。大人に言われて動くのではなく、自分で跳ぶ段を選び、一歩を踏み出す。その気持ちこそが、これから先どんな学びにも向かっていく力の根っこになっていくのだと思います。お兄さん、お姉さんの背中を「かっこいい」と見つめる眼差しも、お友だちへ送る「頑張れ〜!」の声も、同じ時間を分かち合う仲間がいてこそ生まれるもの。心を響かせ合う経験が、人を信じる気持ちの土台を育てていくのですね。

これから冬に向かって、縄跳びも跳び箱も、まだまだ「もっと」の続きがあります。ご家庭でも、お子さんが「できた!」と目を輝かせた瞬間に出会ったら、どうか数の大きさよりも、その一歩を選んだ勇気のほうを、たくさん褒めてあげてくださいね。来週は、どんな「もっと」の声が園庭に響くでしょう🌱。

園の普段を、その目で見にきてください。

ブログで気になったことは、見学で直に確かめられます。お気軽にどうぞ。