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キッズせんだん児童クラブ
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放課後を

2026.09.06
折れ線グラフと、10年後の自分と
九月に入り、朝夕の風に少し秋の色が混じるようになりましたね。長い夏休みを終えて、児童クラブにも子どもたちの声が戻ってきました🍃 夏の記録を、一枚のグラフに 夏休み中、11時に日陰で気温を測るのが習慣になっていました。担当の学年は入れ替わり立ち替わり、「今日は何年生が担当ですか」と何度も聞かれるほど、みんなが心待ちにしていた仕事です。8月の終わりには、積み重ねた記録を一覧表と折れ線グラフに整えました。雲や風の様子から天気を感じ取ったり、線の傾きから気温の変わり方が大きかった日を読み取ったり。傾きが急な日を見つけて、思わず声を上げて驚く子もいました。一人では気付けないことも、みんなで調べると見えてくるようです。 少し先の自分へ 別の日には、10年後の自分を想像して絵に描きました。1・2年生にとっては、高校生になる歳です。「高校の制服はどんな感じかな」「高校では卓球部に入りたいんだ」「僕は水泳で選手になっていたい」——それぞれの未来予想図が、鉛筆の下で少しずつ形になっていきました。 10年後の自分を鉛筆でかたちにしていく 5年生は、縄跳びの八の字跳びに挑みました。リズムに乗って一気に中心へ走り込み、スピードに乗ると、見ているこちらが迫力を感じるほど。それでも物足りなくなると、跳び終えてから反対側に入る方法を見つけて、自分たちでアレンジしていきました。跳ぶだけでなく、回す側に変わって跳びやすいように縄を回したり、入るタイミングを声で伝えたり。跳ぶ側から回す側へ、役割を自分たちで交代する姿がありました。 縄の中心へ走り込む一歩と、回す手 職員のまなざし 気温の記録を重ねること、10年後を思い描くこと、跳ぶ側から回す側へ回ること。この一週間の子どもたちは、どれも目の前のことから少し先へと視線を伸ばしていました。学年の違う子と過ごす時間が、そうして「先を見る目」をゆっくり育てているように思います。 夏の一日一日が、子どもたちの中で少しずつ年輪になっていくのを感じます。実りの秋、また新しい姿に出会えるのを楽しみにしています🍂 落ち葉を手に、少し先の秋を見上げて

2026.08.25
木の実が焼き鳥に、紙コップが花火に
残暑がまだ続く、八月の終わりとなりました。🍃 夏休みも残り僅かです。キッズせんだん児童クラブでは今週、身近な小さな素材が、子どもたちの手の中で思いがけない世界に変わっていく姿が続きました。 実が、ブロックが、紙コップが 園庭に落ちていた実を、子どもたちが集め始めました。手のひらにのせて並べれば、まあるいお団子。串に見立てて持てば、焼き鳥です。やがて実は、ネックレスやブレスレットへと姿を変えていきます。次々に広がっていく発想。片づけや移動の際にも、お互いに声を掛け合いながら、自分たちの作った品を大切に運ぶ姿がありました。 拾った実を並べて、お団子や焼き鳥に 室内あそびで人気のブロックでは、一人の子が夢中で手を動かしていました。職員が「今日は何作ったの?」と声をかけると、声を弾ませて教えてくれます。 『豪邸だよ。プールもサッカーコートもあって、ここでは牛や豚、鶏も飼って自給自足できるんだよ。』 プールもサッカーコートもある、生きものを育てる暮らし。大人には思い付かない世界を、無心になって形にしていきます。 ブロックで組み上げた「豪邸」 紙コップに、好きな色をたっぷり塗る。シールを貼り、真ん中には顔を描く。それぞれが自分で幅を考えて切り込みを入れ、開いていくと、紙コップの花火の完成です。色を塗って開くと、思ってもみなかった模様が浮かび上がる。その驚きと楽しさを、味わっていたようでした。🎆 切り込みを開いた紙コップの花火 職員のまなざし 素材は違っても、身近なものを手に取り「これは何になるだろう」と動かすうちに、子どもたちの中に見えている世界は、どんどん広がっていきます。決まった正解のないあそびの中でこそ、想像する力の芽が育っているように感じます。 手のひらにのる小さなものが、こんなにも大きな世界に変わっていく放課後。おうちでも、お子さんが見つけた「とっておきの一つ」の話に、耳を傾けてみてください。🌱 見つけた、とっておきのひとつ

2026.08.08
話し合って、作って、また立てる
夏休みも後半に入りました。窓の外では、蝉の声が大きく響いています🎐 保育室の中では、グループで頭を寄せ合う姿が続いた一週間でした。 頭を寄せ合って、形にする グループごとに劇を作って発表した日がありました。テーマは「公園の近くで、不審な人に誘われたら」。危ない場所はどこか、どうすればよいか。不審者の役、子どもの役、場面を伝えるナレーションの役に分かれ、頭を突き合わせて相談です。見ている友達にも分かりやすいように、と場面の順番を組み立てていました。 頭を寄せ合って、劇の場面を相談中 別の日には、グループに分かれて新聞紙タワー作りに挑みました。使えるのは新聞紙5枚、マスキングテープとタコ糸30センチ、はさみだけ。「倒れない高いタワーにするには」と、高学年の子が中心になって案を出し合い、まずは土台からです。積んでは倒れ、直してはまた積み直す。何度崩れても手を止めず、一番高く積み上げたチームは184センチまで届きました。 崩れても、また積み直して 同じ部屋の、違う時間 自由あそびの時間には、また別の空気が流れます。お部屋の一角では、学年の違う友達がテーブルを囲んで、ババ抜きや神経衰弱に夢中でした。「あ!これでしょ!」「セーフ!」と、にぎやかな声が飛び交います🃏 すぐ隣では、大好きなアニメのキャラクターを真剣な表情で模写したり、白い紙にオリジナルの漫画を描いたりする子の姿も。同じ部屋の中に、全く違う空気の時間が並んでいました。 テーブルを囲んで、にぎやかな声が飛び交います どの場面にも通じていたのは、一人で仕上げるのではなく、誰かと言葉を交わしながら形にしていく姿でした。思うように進まないことも、意見が分かれることもあります。それでも、もう一度話し合って積み直す。その繰り返しの中に、人と力を合わせる楽しさの芽を感じます。 話し合って、作って、また立てる。そんな夏の一週間でした。これからも、子どもたちがどんな時間を見つけていくのか、楽しみにしています🌻

2026.07.25
じっと見つめた、夏休みはじめの一週間
夏休みが始まりました。蝉の声が元気に響く毎日ですね。🎐 学校の時間割から離れて、この一週間の児童クラブでは、一つのものをじっと見つめる時間がゆっくりと続きました。 調べる、記録する 朝の読書の時間、一人の子が持ってきた「危険生物」の図鑑を開くと、周りの子どもたちが自然と集まってきました。世界のアリやヘビのページに目が吸い寄せられ、顔を寄せてページをめくっていました。「このアリ、毒があるから刺されたら危険なんだ。」「世界にはこんな大きなヘビもいるんだ」と、次々に声が上がりました。一人で読むはずだった本が、いつの間にか、みんなで話し合いながら読む本に変わっていきました。 図鑑に顔を寄せてページをのぞきこむ子どもたち 夏休みに入り、同じ時間・同じ場所で気温を測って記録する取り組みも始まりました。担当の学年が交代で計測し、「雲が多かったね」と、その日の風の様子まで書き添える子もいました。グラフの記入に迷う子がいれば、分かる子が自分から近づいて教えていました。数字が一日、また一日と積み重なっていきました。 温度計を見ながら記録用紙に書きこむ様子 風を追いかけて 園庭で過ごす時間には、園児との関わりの中で、風に運ばれた小さなシャボン玉が次々と流れていきました。その流れに身を預ける子、踊るように追いかける子、大きなシャボン玉が消えるまでの行く末を最後までじっと目で追う子。同じあそびでも、一人ひとりの向き合い方は違っていました。🫧 急いで答えを出すのではなく、一つのものにじっくり向き合う。図鑑を分け合い、記録を教え合い、シャボン玉の行く末を最後まで見届ける——その姿に、対象をよく見ようとする力の芽を感じます。学年の違う子と過ごす時間が、こうした学び合いを自然に生むのだと思います。 まだ夏休みは始まったばかり。暑い日が続きますね。どうぞ元気に、この夏を過ごしましょう。🌻 夏休みのはじまり、いってらっしゃい

2026.07.18
書いて、見つけて、動いた一週間
本格的な夏の暑さがやってきました ☀️ 夏休みを目前にしたこの一週間、児童クラブでは、書いたり見つけたりする小さな行いから、友だちや小さな命への気付きが次々に生まれていきました。 書いて、見つけた放課後 夏休みに頑張りたいことを、一人一つずつ紙に書いていきました。文字の周りには、思い思いの絵も添えていきました。書き終えると、子どもたちは自分の紙だけでなく、隣の子の目標にも目を向けていました。『長く泳げるようになりたい』『水泳の選手になりたい』『夏休みの宿題を頑張ってやりたい』。一枚ずつ読みながら、そこから会話が広がっていきました。自分のことを書いて終わりではなく、友だちの目標を知ることが、次の話のきっかけになっていたようです。 夏休みに頑張りたいことを紙に書く手元 誕生月カード作りでは、同じ誕生月の子どうしが集まって手を動かしていました。話しているうちに『誕生日一日違いだね』と気付く子がいたり、これまで同じ誕生月と知らずにいた子どうしで、新しい発見もあったようです。色を決めるときには『何色にする?』と相談する声が聞こえてきました。友だちと確かめ合いながら、一枚ずつ色を選んで貼り付けていきました。 山門の下の、小さな命に 山門の下で、カブトムシがもがいているのを見つけた子どもたちがいました 🪲 助け起こして、木の幹につかまれるようにしてあげようとしていました。成虫として空を飛べる時間が、そう長くはないこと。それを知っている子どもたちだからこそ、放ってはおけなかったのだと思います。 山門の下、小さな命にそっと手を差し伸べて 書くこと、見つけること。この一週間の始まりは、どれも小さな行いでした。けれど、書いた目標が友だちとの会話になり、見つけた虫への気付きが労りの行動に変わっていきました。自分の内側だけで終わらず、周りへ手が伸びていく。そんな姿がいくつも重なった一週間だったように思います。 間もなく夏休みです 🌻 長いお休みの間も、子どもたちの気付いて動く姿に、たくさん出会えたらと思います。暑い日が続きます。しっかり食べて休んで、元気に過ごしましょう。 麦わら帽子で、夏のごあいさつ “`

2026.07.11
短冊と英語、七夕を二度味わった一週間
七月に入り、街のあちこちで笹飾りや短冊を目にする季節となりました。児童クラブでも、今週は七夕をめぐって、子どもたちが手を動かし、声を弾ませた一週間でした。🎋 色画用紙が、思い思いの飾りに 月曜日は、色画用紙とキラキラ紙で七夕飾りを作りました。キラキラ紙を選んで吹き流しにする子、星の形に切って何枚も重ね合わせる子、じゃばら折にしてつなぎ合わせる子と、作り方は様々です。同じ材料から、まるで違う飾りが次々と生まれていきました。 キラキラ紙で思い思いの七夕飾りを 短冊には、自分の目標や将来の夢、家族の幸せを願う言葉が並びました。一枚一枚に、それぞれが心を込めて願い事を書いていました。 同じ願いを、英語で 水曜日は、英語の時間に七夕にまつわる英単語に触れました。『七夕』『織姫』『彦星』——耳慣れない言葉に、子どもたちは真剣な表情で耳を傾けます。さらにこの日は、自分の願い事を英語で発表することにも挑戦しました。知っている単語を思い出して組み合わせたり、分からないところは職員に尋ねたりしながら、一つひとつ言葉を探していきます。月曜に短冊へ込めた願いを、今度は違う言葉で伝えようとする表情は、真剣そのものでした。 英語で願い事を伝えてみる 同じ七夕という行事を、月曜は手を動かして形にし、水曜は違う言葉で伝え直す。一つの行事を別の角度から二度味わう中で、子どもたちが自分の願いをじっくりと見つめ直しているように感じます。手で作り、声に出して、願いが少しずつ自分の言葉になっていくのだと思います。 短冊に込めた願いが、どうか遠くの星まで届きますように。夏本番を前に、児童クラブには今日も元気な声が響いています。
