Kids Club
お知らせ・活動ブログ
キッズせんだん児童クラブ

2026.09.18
鉢に種をまいて、連休明けを待つ
九月も半ばを過ぎ、朝夕は少しずつ過ごしやすくなってきましたね。連休を数日後に控えたこの週、子どもたちは鉢に小さな種をまきました。🍃 今週の場面 まいたのは桃色たんぽぽの種です。鉢の底に鉢底石を敷き、土をふんわりと入れ、指先で穴を開けて、種を二つずつそっと落としていきます。最後に、種が隠れるくらい土を被せました。 鉢に土を入れ、指先で種をまく手元 四日ほどで芽が出ると聞くと、連休明けを思いながら水をやる姿がありました。「連休明けに来たら、芽が出ているかな」とつぶやく子もいて、まだ見ぬ芽を、もう待ちはじめているようでした。🌱 翌日には、下校の時間に地震が起きた想定で、屋外の避難訓練を行いました。揺れが大きいと立ち上がれないこと、大谷石のブロックや、割れて飛び散る窓ガラスから、どうやって身を守るか。職員の呼びかけに合わせて、ランドセルや手提げで頭を守る動きを、一つひとつ一緒に確かめていきました。 手提げやランドセルで頭を守る動きを確かめる様子 職員のまなざし 種まきと避難訓練は、ずいぶん違う時間に見えます。それでもどちらも、数日先の芽や、いつか来るかもしれない「もしも」に向けて、今日のうちに手を動かしておく時間でした。まだ見えないものを思い描いて備える。そんな芽が、子どもたちの中にも育っているように感じます。 連休明け、鉢に小さな芽が出ていますように。休みのあいだのお話も、楽しみに待っています。🌱 小さな芽を、そっとのぞきに来ました

2026.09.15
折って、覚えて、見つけて 秋の放課後
九月に入り、朝夕にはやわらかな風が通るようになりました🍂 放課後の保育室では、折り紙・かるた・カードゲームと、机に向かう子どもたちの表情に、細部をじっと見つめる真剣さが共通していました。 指先に力を込めて 手元の本をじっと見つめ、指先に力を込めて角を合わせていく子どもたち。少し難しいクワガタムシが折り上がると、「見て、できた!」と職員や友だちに見せ回る姿がありました。カラフルな折り紙で、折り方を教え合う子もいます。折り上がった動物にかわいらしい顔を描き、そこから自由な発想でお芝居が生まれていくこともありました。 折り紙の角を合わせる手元 折り上がった動物に顔を描いて 午後から雨になった日は、宿題を終えたあと、室内で「日本の歴史人物のかるた」を楽しみました。低学年にはまだ聞き慣れない名前も多く、難しいかと思いきや、職員が一枚ずつゆっくり読み上げていくと、読み上げたそばから札に手を伸ばす1年生の姿があり、周りも驚くほどでした。だんだんと熱気が高まり、真剣に奮闘する子どもたちの姿がありました。 読み札に一斉に伸びる手 同じ絵柄を見つけるカードゲームも人気で、毎日「貸してください」と声がかかります。どこに何のカードがあるのか、じっくり観察して覚えていく子どもたち。一枚をめくり、もう一枚を…。紛らわしい絵柄に手が止まり、同じ絵を見つけられずに悔しい思いをする場面もありました✨ それでも、カードの特徴を捉えていく様子に、記憶する力の芽を感じます。 めくったカードをじっと見つめて 職員のまなざし じっと見て、覚えて、手を伸ばす。三日続いたこの姿は、あそびのちがいを超えて同じものに見えました。うまくいかず悔しがる時間も含めて、指先と目に力を集めていく放課後だと思います。 折り紙のクワガタ、できました! 季節の変わり目です。しっかり食べてゆっくり休んで、また元気に来てくれるのを待っていますね。

2026.09.06
折れ線グラフと、10年後の自分と
九月に入り、朝夕の風に少し秋の色が混じるようになりましたね。長い夏休みを終えて、児童クラブにも子どもたちの声が戻ってきました🍃 夏の記録を、一枚のグラフに 夏休み中、11時に日陰で気温を測るのが習慣になっていました。担当の学年は入れ替わり立ち替わり、「今日は何年生が担当ですか」と何度も聞かれるほど、みんなが心待ちにしていた仕事です。8月の終わりには、積み重ねた記録を一覧表と折れ線グラフに整えました。雲や風の様子から天気を感じ取ったり、線の傾きから気温の変わり方が大きかった日を読み取ったり。傾きが急な日を見つけて、思わず声を上げて驚く子もいました。一人では気付けないことも、みんなで調べると見えてくるようです。 少し先の自分へ 別の日には、10年後の自分を想像して絵に描きました。1・2年生にとっては、高校生になる歳です。「高校の制服はどんな感じかな」「高校では卓球部に入りたいんだ」「僕は水泳で選手になっていたい」——それぞれの未来予想図が、鉛筆の下で少しずつ形になっていきました。 10年後の自分を鉛筆でかたちにしていく 5年生は、縄跳びの八の字跳びに挑みました。リズムに乗って一気に中心へ走り込み、スピードに乗ると、見ているこちらが迫力を感じるほど。それでも物足りなくなると、跳び終えてから反対側に入る方法を見つけて、自分たちでアレンジしていきました。跳ぶだけでなく、回す側に変わって跳びやすいように縄を回したり、入るタイミングを声で伝えたり。跳ぶ側から回す側へ、役割を自分たちで交代する姿がありました。 縄の中心へ走り込む一歩と、回す手 職員のまなざし 気温の記録を重ねること、10年後を思い描くこと、跳ぶ側から回す側へ回ること。この一週間の子どもたちは、どれも目の前のことから少し先へと視線を伸ばしていました。学年の違う子と過ごす時間が、そうして「先を見る目」をゆっくり育てているように思います。 夏の一日一日が、子どもたちの中で少しずつ年輪になっていくのを感じます。実りの秋、また新しい姿に出会えるのを楽しみにしています🍂 落ち葉を手に、少し先の秋を見上げて

2026.08.25
木の実が焼き鳥に、紙コップが花火に
残暑がまだ続く、八月の終わりとなりました。🍃 夏休みも残り僅かです。キッズせんだん児童クラブでは今週、身近な小さな素材が、子どもたちの手の中で思いがけない世界に変わっていく姿が続きました。 実が、ブロックが、紙コップが 園庭に落ちていた実を、子どもたちが集め始めました。手のひらにのせて並べれば、まあるいお団子。串に見立てて持てば、焼き鳥です。やがて実は、ネックレスやブレスレットへと姿を変えていきます。次々に広がっていく発想。片づけや移動の際にも、お互いに声を掛け合いながら、自分たちの作った品を大切に運ぶ姿がありました。 拾った実を並べて、お団子や焼き鳥に 室内あそびで人気のブロックでは、一人の子が夢中で手を動かしていました。職員が「今日は何作ったの?」と声をかけると、声を弾ませて教えてくれます。 『豪邸だよ。プールもサッカーコートもあって、ここでは牛や豚、鶏も飼って自給自足できるんだよ。』 プールもサッカーコートもある、生きものを育てる暮らし。大人には思い付かない世界を、無心になって形にしていきます。 ブロックで組み上げた「豪邸」 紙コップに、好きな色をたっぷり塗る。シールを貼り、真ん中には顔を描く。それぞれが自分で幅を考えて切り込みを入れ、開いていくと、紙コップの花火の完成です。色を塗って開くと、思ってもみなかった模様が浮かび上がる。その驚きと楽しさを、味わっていたようでした。🎆 切り込みを開いた紙コップの花火 職員のまなざし 素材は違っても、身近なものを手に取り「これは何になるだろう」と動かすうちに、子どもたちの中に見えている世界は、どんどん広がっていきます。決まった正解のないあそびの中でこそ、想像する力の芽が育っているように感じます。 手のひらにのる小さなものが、こんなにも大きな世界に変わっていく放課後。おうちでも、お子さんが見つけた「とっておきの一つ」の話に、耳を傾けてみてください。🌱 見つけた、とっておきのひとつ

2026.08.08
話し合って、作って、また立てる
夏休みも後半に入りました。窓の外では、蝉の声が大きく響いています🎐 保育室の中では、グループで頭を寄せ合う姿が続いた一週間でした。 頭を寄せ合って、形にする グループごとに劇を作って発表した日がありました。テーマは「公園の近くで、不審な人に誘われたら」。危ない場所はどこか、どうすればよいか。不審者の役、子どもの役、場面を伝えるナレーションの役に分かれ、頭を突き合わせて相談です。見ている友達にも分かりやすいように、と場面の順番を組み立てていました。 頭を寄せ合って、劇の場面を相談中 別の日には、グループに分かれて新聞紙タワー作りに挑みました。使えるのは新聞紙5枚、マスキングテープとタコ糸30センチ、はさみだけ。「倒れない高いタワーにするには」と、高学年の子が中心になって案を出し合い、まずは土台からです。積んでは倒れ、直してはまた積み直す。何度崩れても手を止めず、一番高く積み上げたチームは184センチまで届きました。 崩れても、また積み直して 同じ部屋の、違う時間 自由あそびの時間には、また別の空気が流れます。お部屋の一角では、学年の違う友達がテーブルを囲んで、ババ抜きや神経衰弱に夢中でした。「あ!これでしょ!」「セーフ!」と、にぎやかな声が飛び交います🃏 すぐ隣では、大好きなアニメのキャラクターを真剣な表情で模写したり、白い紙にオリジナルの漫画を描いたりする子の姿も。同じ部屋の中に、全く違う空気の時間が並んでいました。 テーブルを囲んで、にぎやかな声が飛び交います どの場面にも通じていたのは、一人で仕上げるのではなく、誰かと言葉を交わしながら形にしていく姿でした。思うように進まないことも、意見が分かれることもあります。それでも、もう一度話し合って積み直す。その繰り返しの中に、人と力を合わせる楽しさの芽を感じます。 話し合って、作って、また立てる。そんな夏の一週間でした。これからも、子どもたちがどんな時間を見つけていくのか、楽しみにしています🌻

2026.07.25
じっと見つめた、夏休みはじめの一週間
夏休みが始まりました。蝉の声が元気に響く毎日ですね。🎐 学校の時間割から離れて、この一週間の児童クラブでは、一つのものをじっと見つめる時間がゆっくりと続きました。 調べる、記録する 朝の読書の時間、一人の子が持ってきた「危険生物」の図鑑を開くと、周りの子どもたちが自然と集まってきました。世界のアリやヘビのページに目が吸い寄せられ、顔を寄せてページをめくっていました。「このアリ、毒があるから刺されたら危険なんだ。」「世界にはこんな大きなヘビもいるんだ」と、次々に声が上がりました。一人で読むはずだった本が、いつの間にか、みんなで話し合いながら読む本に変わっていきました。 図鑑に顔を寄せてページをのぞきこむ子どもたち 夏休みに入り、同じ時間・同じ場所で気温を測って記録する取り組みも始まりました。担当の学年が交代で計測し、「雲が多かったね」と、その日の風の様子まで書き添える子もいました。グラフの記入に迷う子がいれば、分かる子が自分から近づいて教えていました。数字が一日、また一日と積み重なっていきました。 温度計を見ながら記録用紙に書きこむ様子 風を追いかけて 園庭で過ごす時間には、園児との関わりの中で、風に運ばれた小さなシャボン玉が次々と流れていきました。その流れに身を預ける子、踊るように追いかける子、大きなシャボン玉が消えるまでの行く末を最後までじっと目で追う子。同じあそびでも、一人ひとりの向き合い方は違っていました。🫧 急いで答えを出すのではなく、一つのものにじっくり向き合う。図鑑を分け合い、記録を教え合い、シャボン玉の行く末を最後まで見届ける——その姿に、対象をよく見ようとする力の芽を感じます。学年の違う子と過ごす時間が、こうした学び合いを自然に生むのだと思います。 まだ夏休みは始まったばかり。暑い日が続きますね。どうぞ元気に、この夏を過ごしましょう。🌻 夏休みのはじまり、いってらっしゃい

2026.07.18
書いて、見つけて、動いた一週間
本格的な夏の暑さがやってきました ☀️ 夏休みを目前にしたこの一週間、児童クラブでは、書いたり見つけたりする小さな行いから、友だちや小さな命への気付きが次々に生まれていきました。 書いて、見つけた放課後 夏休みに頑張りたいことを、一人一つずつ紙に書いていきました。文字の周りには、思い思いの絵も添えていきました。書き終えると、子どもたちは自分の紙だけでなく、隣の子の目標にも目を向けていました。『長く泳げるようになりたい』『水泳の選手になりたい』『夏休みの宿題を頑張ってやりたい』。一枚ずつ読みながら、そこから会話が広がっていきました。自分のことを書いて終わりではなく、友だちの目標を知ることが、次の話のきっかけになっていたようです。 夏休みに頑張りたいことを紙に書く手元 誕生月カード作りでは、同じ誕生月の子どうしが集まって手を動かしていました。話しているうちに『誕生日一日違いだね』と気付く子がいたり、これまで同じ誕生月と知らずにいた子どうしで、新しい発見もあったようです。色を決めるときには『何色にする?』と相談する声が聞こえてきました。友だちと確かめ合いながら、一枚ずつ色を選んで貼り付けていきました。 山門の下の、小さな命に 山門の下で、カブトムシがもがいているのを見つけた子どもたちがいました 🪲 助け起こして、木の幹につかまれるようにしてあげようとしていました。成虫として空を飛べる時間が、そう長くはないこと。それを知っている子どもたちだからこそ、放ってはおけなかったのだと思います。 山門の下、小さな命にそっと手を差し伸べて 書くこと、見つけること。この一週間の始まりは、どれも小さな行いでした。けれど、書いた目標が友だちとの会話になり、見つけた虫への気付きが労りの行動に変わっていきました。自分の内側だけで終わらず、周りへ手が伸びていく。そんな姿がいくつも重なった一週間だったように思います。 間もなく夏休みです 🌻 長いお休みの間も、子どもたちの気付いて動く姿に、たくさん出会えたらと思います。暑い日が続きます。しっかり食べて休んで、元気に過ごしましょう。 麦わら帽子で、夏のごあいさつ “`

2026.07.11
短冊と英語、七夕を二度味わった一週間
七月に入り、街のあちこちで笹飾りや短冊を目にする季節となりました。児童クラブでも、今週は七夕をめぐって、子どもたちが手を動かし、声を弾ませた一週間でした。🎋 色画用紙が、思い思いの飾りに 月曜日は、色画用紙とキラキラ紙で七夕飾りを作りました。キラキラ紙を選んで吹き流しにする子、星の形に切って何枚も重ね合わせる子、じゃばら折にしてつなぎ合わせる子と、作り方は様々です。同じ材料から、まるで違う飾りが次々と生まれていきました。 キラキラ紙で思い思いの七夕飾りを 短冊には、自分の目標や将来の夢、家族の幸せを願う言葉が並びました。一枚一枚に、それぞれが心を込めて願い事を書いていました。 同じ願いを、英語で 水曜日は、英語の時間に七夕にまつわる英単語に触れました。『七夕』『織姫』『彦星』——耳慣れない言葉に、子どもたちは真剣な表情で耳を傾けます。さらにこの日は、自分の願い事を英語で発表することにも挑戦しました。知っている単語を思い出して組み合わせたり、分からないところは職員に尋ねたりしながら、一つひとつ言葉を探していきます。月曜に短冊へ込めた願いを、今度は違う言葉で伝えようとする表情は、真剣そのものでした。 英語で願い事を伝えてみる 同じ七夕という行事を、月曜は手を動かして形にし、水曜は違う言葉で伝え直す。一つの行事を別の角度から二度味わう中で、子どもたちが自分の願いをじっくりと見つめ直しているように感じます。手で作り、声に出して、願いが少しずつ自分の言葉になっていくのだと思います。 短冊に込めた願いが、どうか遠くの星まで届きますように。夏本番を前に、児童クラブには今日も元気な声が響いています。

2026.06.27
隣にいる子へ、そっと向けた気持ち
梅雨の季節を迎え、雨の音が近くに感じられるようになりました。☔ この一週間、キッズせんだん児童クラブでは、隣にいる誰かへそっと気持ちを向ける姿が、いくつも見られました。 こぼれた時、手が先に おやつの時間のことです。飲み物をこぼしてしまった子がいました。すると、それに気付いた周りの子が雑巾を持って来て、一緒に床を拭いたり、転がったコップを拾ったり。何も言われなくても、手が先に動いていました。片付けが済むと、今度はおやつのおっとっとから大きい形と小さい形を見つけて、『先生見て、親子だよ』と友だち同士で見せ合い、甘くにぎやかな時間が続きました。 こぼれた床を一緒に拭く手元 隣にいる子と 外あそびの時間には、1年生の女の子が園児に『一輪車やろうよ』と声をかけました。『先生、メリーゴーランドやるから見てて』と、その場でくるりと回ろうと何度も挑みます。なかなかうまく回れません。それでも『もう一回やろう』と、園庭でペダルをこぎ直しました。やがてすっと回れたその時、そばで見ていた園児と顔を見合わせ、笑顔がこぼれました🎠 園庭で一輪車の練習に挑む姿 宿題を終えた後は、読書の時間です。友だちと並んで座り、同じシリーズの本を開いて『これ強いんだよ』と言葉を交わしたり、お気に入りの歴史漫画にじっくり見入ったり。周りがにぎやかでも、その集中は途切れません。1年生は一文字ずつ指でなぞりながら、声に出して、友だちと一緒に物語を追っていました。 並んで本を読む子どもたちの横顔 誰かがこぼした時に手が動くのも、うまく回れない友だちのそばで『もう一回』と立ち上がるのも、隣の子の様子が見えているからこそ生まれる姿です。学年の違う子や園児と過ごす放課後が、こうしたやりとりを自然に呼んでいるのだと感じます。 隣にいる誰かに、そっと気持ちを向けられた一週間でした。放課後のこんな時間を、これからも子どもたちと重ねていきたいと思います。梅雨の合間、どうぞご自愛くださいね🌱 隣にいる誰かへ、そっと

2026.05.30
綿毛とローマ字と桜の枝、学びが遊びに混ざる週
風薫る5月も終わりに近づき、園庭の緑が一段と濃くなってきました🌿 放課後、外へ飛び出した子どもたちが、教室で覚えたばかりの言葉を手に、思いがけない発見を重ねた一週間でした。 教科書の言葉が、園庭でよみがえる 園庭の隅で、たんぽぽの綿毛を見つけた子どもたち。指先でそっと触れて「ねえ、ふわふわだよ」と声が弾みます。息を吹きかけると、白い綿毛がふわりと風に乗って散っていきました。しばらくすると、国語の教科書で読んだ話を思い出したのか、「綿毛を飛ばして殖やそうよ」と相談が始まります。教科書の中の言葉と、手のひらの綿毛が、一本の線でつながった瞬間でした。 たんぽぽの綿毛に息を吹きかける手元 おやつの「ごちそうさま」の後は、そのまま宿題へ。1年生の国語のプリントに、ひらがなを一文字ずつ丁寧に書いていきます。文章問題では、指先で行をたどりながら何度も読み直し、分からないところは職員にヒントをもらったり、自分で教科書を開いて調べたり。答えにたどり着くまで、諦めずに向き合う横顔がありました。 宿題のプリントに向き合う横顔 強い風の翌日、園庭にはたくさんの折れた枝が落ちていました。拾い集めていると1年生の子どもたちも加わり、おしゃべりが弾みます。「この枝、ローマ字のYみたい」「こんに長いのもあるよ」——形をアルファベットに例えたり、「これはけやきじゃないよ、桜の枝だよ」と木の種類を見分けようとしたり。ただ拾うだけの時間が、いつの間にか観察の時間になっていました。 拾った枝を見せ合う子どもたち 学びとあそびの間に 教室で覚えた言葉が、園庭の景色を読み解く道具になっていく。綿毛も、ローマ字も、木の名前も、机の上だけのものではなく、目の前の世界とつながっているのだと、子どもたち自身が見つけていくようです。学びとあそびの間に線を引かないこの時間に、考える楽しさの芽を感じます。 放課後の園庭は、今日も小さな発見でにぎやかです。子どもたちがどんな言葉を持ち帰り、どんなあそびに変えていくのか。来週もそっと見守っていきたいと思います🌱 また来週、待っています “`

2026.05.23
「ここの場所だったら大丈夫だね」自分で選んだ放課後
風薫る5月も終わりに近づき、日ごとに気温の変わる一週間となりました。暑い日があったかと思えば、翌日は肌寒い雨。そんな空模様の中で、子どもたちはその日の空気に合わせて放課後の過ごし方を選んでいました🌿 温度計を確かめて、日陰を選ぶ 暑さの続いた日、園庭に出ていた温度計のそばに、何人かの子どもが集まっていました。目盛りを確かめて注意レベルをチェックし、「ここの場所だったら大丈夫だね」と、日陰を見つけて腰を落ち着ける子どもたちの姿がありました☀️ マス鬼ごっこ、ヘビ鬼、リレーと、日陰の場所ごとに遊びが分かれていきました。暑さに気を配りながら、それでも体を動かす楽しさは手放しません。 日陰に分かれて鬼ごっこを楽しむ様子 雨の日は、雨の日の過ごし方で その翌日は、前日の暑さが嘘のような肌寒い雨。それでも来所した際の子どもたちは、元気いっぱいの笑顔でした。宿題に取り掛かる前の短い時間、ほっと肩の力が抜けたような、穏やかなひとときが流れます。気温が動いても、その日その日の空気に合わせて過ごし方は自然に切り替わっていくようです。 暑さの日には自分で温度計を確かめ、雨の日には雨の日の過ごし方へ。大人が先に決めてしまえば早いのかもしれませんが、子どもたちはその日の天気を自分の目で読み取り、遊ぶ場所や過ごし方を選んでいました。自分で選んだからこそ、その時間を安心して楽しめるのだと思います。小さな判断を重ねていく力の芽が、放課後の中で育っているように感じます。 空を見上げて、今日の放課後を確かめる 変わりやすい季節はもうしばらく続きます。子どもたちが自分で確かめて選び取る放課後を、これからも近くで見守っていきたいと思います🌤️

2026.05.02
「少し離れて」声をかけ合う園庭で
木々の緑が日ごとに濃くなり、さわやかな風の季節になりました。🌿 進級から1か月、児童クラブの園庭では、友達に声をかけ合いながら遊ぶ姿が、あちこちで見られるようになりました。 今週の場面 縄跳びで、誰が長く跳べるかを競おうとした際、「少し離れて」と周りに声をかける子がいました。ぶつからず安全に跳ぶための、自分から出た声です。「走り跳びが得意なんだ」「足をクロスして跳べるよ」と、得意な跳び方を見せ合う姿もありました。繰り返し練習しては、跳べたことを一緒に喜び合っていました。✨ 「少し離れて」と声をかけ合って跳ぶ縄跳び 別の日には、上級生の呼びかけで、学年の混ざったチームでの鬼ごっこが始まりました。追いかける速さを加減しながら走ったり、友達の様子に気付いて、遊びの手を止めて駆け寄ったりと、一緒に遊ぶ相手を見ながら動く姿がありました。学年が混ざっても遊びが続いていくのは、こうした気配りの積み重ねなのだと感じます。 上級生と一緒に走り回る、学年混合の鬼ごっこ 週の終わりには、翌日から大型連休が始まります。数日は友達と会えないのが惜しかったのでしょうか。自由あそびの時間、「何して遊ぶ?」と掛け合う声が、いつにもまして元気に、嬉しそうに聞こえてきました。誘い合うところから遊びが始まる、その入り口の声が、とても印象に残る一日でした。 「何して遊ぶ?」と誘い合う自由あそび 職員のまなざし 「少し離れて」「何して遊ぶ?」。どの声も、目の前の友達に届けるための声でした。自分が楽しむだけでなく、一緒にいる相手のことを思って出す言葉が、遊びを続かせているように思います。学年の違う子と過ごす時間が、こうしたやりとりを自然に生んでいるのだと感じます。 連休が明ければ、子どもたちはまた「何して遊ぶ?」と園庭に飛び出していくことでしょう。気温の変わりやすい時季です。連休の間も、体調に気を付けてお過ごしください。🎏 また連休明けに、園庭で待っています
