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ブログ・給食
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2026年の記事(全17件)
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2026.05.02
砂がケーキに、枝がロウソクに〜みたての一週間
新緑がまぶしく、こいのぼりが気持ちよさそうに風を泳ぐ季節になりました🎏。園庭では半袖で駆けまわる子も増えてきました。この一週間、園のあちこちで「これ、○○みたい」という小さな声が聞こえてきます。手のなかの何でもないモノが、子ども達の一言で、まるで別のモノに変わっていくのです。 その手のなかで、あそびが生まれていく すみれ組(1歳児クラス)の子ども達が、ボールプールであそんでいた日のこと。しばらくすると、それぞれの手が思い思いに動きはじめました。牛乳パックの蛇腹を、絵本みたいに一枚ずつめくってみる子。ゴールにボールを投げ入れては「ポン!ポン!」と声をあげる子。ボールが溜まると、チャックのつまみを小さな指でつまんで、一生懸命に開けようとする子。大人ならつい見過ごしてしまう部分が、この子達にはとびきり面白く映っているようです。 牛乳パックの蛇腹を、絵本みたいに一枚ずつめくってみる(すみれ組) いちご組(2歳児クラス)では、雨あがりの湿った砂が、子ども達の心をくすぐりました。はじめは型抜きでケーキを作り、パクッと食べるまね。すると一人の子が木の枝を持ってきて、「ロウソクだから、ケーキにつけようよ」。保育者が口ずさむ「ハッピーバースデイトゥーユ〜♪」に、「先生、ケーキ!一緒に歌おうよ」と、まわりの子が自然と集まってきます。砂場は、いつのまにかみんなの誕生会場に変わっていました🎂。 砂のケーキに枝のロウソクを立てて、みんなでお誕生日会(いちご組) もも組(4歳児クラス)は、いつも親しんでいる国旗のカードを、この日は自分で塗ってみました。「これはインド」「オーストラリアかな」と、友達と確かめ合いながら。外の縁から塗る子、まん中の模様から塗りはじめる子、塗り方は一人ひとり違います。塗り終えた旗をみんなで並べてつなげてみると――「お祭りみたいだね」。色とりどりの旗が連なる眺めに、思わず歓声がもれました。「運動会、たのしみ」。その声には、少し先の日々への期待もにじんでいます。 自分で塗った国旗をつなげたら、まるでお祭りみたい(もも組) 見立ての先に、未来の力 同じ一週間に、素材はまるで違うのに、どのクラスでも「これは○○みたい」という見立てが自然に生まれていました。牛乳パックも、砂も、一枚のカードも、大人にとってはただのモノです。けれど子どもは、だれかにうながされてではなく、自分の内側からわいてくるおもしろさに引かれて手を動かします。そのわくわくこそが、何でもないモノに新しい命を吹き込んでいくのですね。そして砂場の誕生会のように、その面白さは決して一人にとどまりません。だれかと同じ時間、同じうれしさを分かち合う経験こそが、人を信じ、仲間とつながっていく心の土台になると、私は思っています。 おうちでも、お子さんが「これ、○○みたい」とつぶやいたら、どうか一緒に面白がってみてください。その小さな見立ての一つひとつが、未来へ向かう力を育てていきます。何でもない毎日のなかにある夢中の芽を、これからも一緒に見つけていきましょう☺。

2026.04.25
「はじめて」が指先で咲いた一週間
小さな指が、世界にふれる 4月も下旬に入り、園庭の空には鯉のぼりが泳ぎはじめました🎏 進級して三週目、新しいクラスの椅子にもすっかり体が馴染んできた子ども達。この一週間、園のあちこちで小さな指先が「はじめて」に出会っていました。 すみれ組(1歳児クラス)の部屋では、一枚の花紙が主役でした。両手でギュッと丸めてみたり、力いっぱいちぎってみたり。「ちぎれた!」と声をあげる子。頭の上から落とすとヒラヒラと舞うことに気づいて、その行方をじっと目で追う子もいます。指先に伝わる、やわらかさ、破れる手ごたえ。ひよこ組の頃に味わった感触を体が覚えているのか、一心に握りしめ、ちぎる姿がありました。 花紙をぎゅっと握って、ちぎれる感触に夢中のすみれ組さん(1歳児クラス) うめ組(3歳児クラス)は、鯉のぼり作りではじめての絵の具に挑戦です。担任があらかじめ白いクレヨンで模様を仕込んでおいた画用紙を配ると、ある子がすぐに「何か見える!」。筆で色を重ねていくと、隠れていた模様がふわりと浮かび上がります。「あれ?不思議、模様がでてきたよ!」——はじき絵の仕掛けに驚く声があちこちで。色を混ぜて自分だけの一色を作る子、好きな色を並べていく子。同じ仕掛けを前にしても、「あれ?」と立ち止まる子と、我が道をゆく子と、表情がくっきり分かれるのが、また面白いのです。 筆でなぞると、隠れていた模様がふわり——うめ組さん(3歳児クラス)のはじき絵 自分で選んで、ずっと先まで もも組(4歳児クラス)の鯉のぼりは、折り紙・にじみ絵・花紙・画用紙——四つの作り方の中から、自分で選ぶところから始まりました。担任が見本を並べると、「これは鱗綺麗だな」「もう決まったよ」と、迷いなく心を決める子ども達。黒板に書かれた終わりの時刻を見上げては、「もう3になるよ」「もう終わりだよ」と、友だち同士で声をかけ合う姿も。自分で選んだからこそ、その一枚に向かう横顔は真剣そのものでした。 「これにする」——四つの見本から、自分の一枚を選ぶもも組さん(4歳児クラス) さくら組(5歳児クラス)は、地域の方に教わりながらはじめての稲の種まき。手のひらの種をのぞきこんで、「スイカの種に似てるね」「これがご飯になるの?」と不思議そう。土を用意し、水をやり、パラパラと種を蒔いて、そっと土をかける。「やりたい」の気持ちが溢れて、水を入れる手が止まらなくなるほど。「早く食べたいね」「楽しみだね」——これから何ヶ月もかけて育てていく稲に、もう心を弾ませていました🌱 手のひらの種をじっとのぞきこむ、さくら組さん(5歳児クラス)の稲の種まき 「やってみたい」の芽を守る 同じ「はじめて」でも、1歳の指が味わう感触、3歳が出会う不思議、4歳が下す選択、5歳がふくらませる期待——年齢が上がるほど、その世界はゆっくりと先へ、遠くへと伸びていきます。けれど、どの子の中にも流れているものは同じです。「何だろう」「やってみたい」という、誰に言われたわけでもない、内側から湧いてくる気持ち。私は、この小さな衝動こそが、これから先の長い学びを動かしていくエンジンだと思っています。だからこそ私たちは、答えを先に手渡すのではなく、子どもが自分で選び、自分で気づく——その時間を、そっと守りたいのです。 指先に伝わったやわらかさ、浮かび上がった模様への驚き、選び取った一枚への誇り、まだ見ぬご飯への期待。この一週間、子ども達が夢中で見つけた「はじめて」は、きっと未来へつながる小さな根っこになっていきます。ご家庭でも、お子さんの「あれ?」や「やってみたい」に出会ったら、どうか少しだけ立ち止まって、その横顔を一緒にのぞきこんでみてくださいね😊

2026.04.18
見て、考えて、自分でみつけた一週間
四月のやわらかな風が園庭を渡り、子ども達の頬をそっと撫でていきます🌸 新しいクラスにも少しずつ慣れ、あちこちで「やってみたい」の芽が動き出したこの一週間。先週の「やってみよう」が、今週は「じっと観てみる」「うまくいかないから、考えてみる」へと育っていきました。今日はその小さな発見の数々を、保護者の皆様にお届けします。 見て、感じて、動きだす 室内あそびの日、色とりどりのカラーボールがざあっと出てくると、すみれ組(1歳児クラス)の子ども達の目がきらりと輝きました。的をめがけて力いっぱい投げる子、転がるボールをとことこ追いかける子。そのうちの一人がマットの上でぴょんと跳ねはじめると、離れていた子まで「あっ」という顔で次々に集まってきて、いつのまにかみんなでジャンプ。「きゃっ、きゃっ」と弾ける笑い声が、部屋いっぱいに響きました。 マットの上で、みんなで跳ねて笑うすみれ組さん(1歳児クラス) 憧れは、年上のお兄さんお姉さんが乗って歩くパカポコ。いちご組(2歳児クラス)のある子が、自分でそれを持ってきて挑戦しました。ところが紐を持つと黄色の台がぐらりと傾き、ひっくり返って足が置けません。台を戻しても、また傾く。しばらくじっと考えていたその子は、紐をそっと手放して、先に台へ乗ってみることにしました。すると、上手に乗れたのです。「先生、出来た! 紐取って」と、輝く笑顔でこちらを見上げました。自分で考えて、自分で答えにたどりついた瞬間でした。 パカポコの台に自分の力で乗れて、ぱっと振り返るいちご組さん(2歳児クラス) 色とことば、想像のひろがり うめ組(3歳児クラス)は、クレヨンでの自由画に夢中です。好きな色を選び、腕ごと大きく動かして、ぐるぐる、とんとん、色を重ねていきます。「なにを描いているの?」とたずねると、「うみ」「アンパンマン」「ママ」と、ことばにしながら形にしていく子ども達。一方で、丸をひとつ描いて「もうやらない」と手を止める子もいます。それでいいのですね。ことばと色を行き来しながら、一人ひとりが自分の世界を広げていく、豊かな時間でした🖍️ クレヨンを大きく動かして、色を重ねていくうめ組さん(3歳児クラス) さくら組(5歳児クラス)では、前の日の話し合いから、クラスでひとつの大きなこいのぼりづくりが始まりました。折り紙で目や鱗をつくるうち、ある子は小さなこいのぼりを描いて「こいのぼりのあかちゃんも一緒に泳がせたい」と発想をふくらませます。空を泳ぐ姿を思い描いた子たちは、「鱗が小さいと、空から見えないんじゃない?」とはたと気づき、どうすればきれいに見えるかを考えて、「大きく作ればいいんだ!」とひらめきました。つくりながら想像し、想像から次の工夫が生まれていきます。 大きなこいのぼりに、一枚ずつ鱗を貼っていくさくら組さん(5歳児クラス) 「やってみたい」の先にあるもの この一週間、年齢もクラスもちがう子ども達に、私は同じ一つの光を見ていました。誰かの楽しそうな姿に、体が自然につられて動きだすこと。思うようにいかない時、すぐに答えをもらうのではなく、自分でしばらく考えてみること。私は、子どもが心の内側から「やってみたい」と動きだす、その小さな衝動こそが、いちばん大きく育つ種だと思っています。友だちと同じ時間、同じ楽しさを分かち合う経験は、人を信じ、共に生きていく心の土台になっていくのですね。 「見る→考える→みつける」— 真ん中にある“やってみたい”がぐるりと学びをつないでいきます つまずいて、考えて、自分でみつけた「できた!」は、大人が先に教えた「できた」よりも、ずっと深くその子の自信になっていきます。ご家庭でも、つい手を貸したくなる場面を、ほんの少しだけ待ってみてください。お子さんの真剣な横顔の先に、どんな発見が待っているでしょうか😊

2026.04.11
「やってみよう」が芽吹いた、はじまりの一週間
四月。園庭の桜がやわらかくほどけ、真新しい上履きの音があちこちで響きます🌸 進級して一つ大きくなった子も、この春にせんだんの仲間入りをした子も、みんなが少しだけ緊張した面持ちで、それでもどこか誇らしげに新しい毎日をはじめました。はじまりの一週間、園のあちこちで芽を出したのは、年齢それぞれの「やってみよう」でした。 そっと踏み出す、はじめの一歩 すみれ組(1歳児クラス)の部屋では、マットや牛乳パックでつくった平均台が、あそびの主役になりました。ある子は、はじめは保育者と手をつないで、そろりそろりと渡っていきます。けれど何度も繰り返すうちに、つないでいた手をふと離し、自分の力で渡ってみようとする姿が現れました。成功をひとつずつ積み重ねるたびに、渡りはじめの怖さがすうっと薄れていくのが、そばにいる保育者にも伝わってきたそうです。友だちと一緒に平均台を車に見立てて動かす子もいて、それぞれの「やってみたい」が、静かに動き出していました。 そろりそろり、平均台の上で自分の力を確かめる足元(すみれ組・1歳児クラス) うめ組(3歳児クラス)は、園庭の遊具の使い方を確かめる日。三角ジャングルに登れると聞いた子どもたちは、目を輝かせて「やった〜!」と声をあげます。その一方で、ある子はそっと涙を見せ、「こわい」と保育者のところへ伝えにきました。「先生と一緒にやってみよう」。そう寄り添うと、その子は自分の足で一歩を踏み出すことができました。こわさと期待の間で揺れながら、大人の手にそっと支えられて踏み出したその一歩は、まぎれもなくその子自身が選んだ一歩でした。 こわさと期待のあいだで、そっと踏み出す一歩(うめ組・3歳児クラス) 仲間がいるから、動き出す もも組(4歳児クラス)は、はじめてのパラバルーンに挑みました。「お話をよく聞くこと」「一人ひとりの力が大切なこと」を伝えると、子どもたちは真剣な顔で耳を傾けます。いざ持ち上げてみると、大きな布は思っていたよりずっと重い。それでも、みんなで息を合わせて力を込めると、色とりどりの布がふわりと空へふくらんでいきました✨ 広がる笑顔。活動が終わってからも「もっとやりたい」という声が、何度も何度も聞こえてきました。ひとりでは動かせないものが、仲間となら動く。そんな発見の一日でした。 みんなで息を合わせて、ふわりと空へ広がるパラバルーン(もも組・4歳児クラス) 進級したばかりのさくら組(5歳児クラス)は、鉄棒に向かいました。勢いをつけ、自分の体重を両手で支え、タイミングを見計らってくるりと回る。「できた!」のうれしさと、「次はもっと上手に」という悔しさの両方を胸に、何度も繰り返し鉄棒へ戻っていく姿がありました。 芽吹きは、その子の中から 四つのクラスの姿を並べてみると、挑戦のかたちは年齢でずいぶん違います。それでも、どの子にも共通していたものがありました。誰かに言われたからではなく、自分の中から湧いてきた「やってみたい」です。私は、この内側から立ちのぼる小さな気持ちこそが、子どもが将来ものごとに向かっていく力の根っこになると考えています。そして、その芽が安心して伸びていくのは、こわさに揺れる背中をそっと支えてくれる誰かがいるとき。同じ時間を分かち合い、うれしさを一緒に喜んでくれる人がそばにいることが、人を信じ、もう一度挑もうとする心を育てていくのだと思うのです。 はじまりの一週間に芽を出した「やってみよう」は、これから一年をかけてゆっくりと育っていきます。ご家庭でも、お子さんが「じぶんでやる!」と手を伸ばしたそのときは、できあがりの上手・下手はひとまず脇に置いて、踏み出した勇気のほうに目を向けてみませんか。小さな一歩を一緒に喜びながら、この一年、子どもたちの芽吹きを見守っていきましょう🌱

2026.03.03
加藤大晴くん おめでとう❣️
卒園生 現真岡高等学校1年の 加藤大晴くんが、第27回ショパン国際ピアノコンクール in Asia 大会で金賞と共に ソリスト賞を受賞されました。
